ポルトガル旅行 2017 (帰国後感想編1) Data Simカードの購入と設定
October 17, 2017 – 10:49 amポルトガル・リスボン空港に着いて最初にやったのがSIMカードの購入と設定。
今や、海外旅行では旅行先のキャリアとつながるスマホは必須アイテム。何をさておいても最初にやらねばって感じでスタート。
レンタカーでのドライブを中心とする今回の旅行、当初からGoogle Mapsのナビゲーション機能に頼ることにしていた。ポルトガル全土の簡単な(紙ベースの)地図はあるものの、ドライブに必要な詳細な地図はGoogle Map一本。ここでしくじったら、2週間を超える旅行は台無しになってしまう。
こんなに大切なSIMカードの購入と設定。問題なくできると思っていたら、とんでもない事態に直面。最終的には、旅行初日には、なんとか私と妻のスマホ2台のスマホを通信できる状態に持ち込んだが、大変な経験をした。
このエントリーでは、SIMカードの購入・設定のいきさつを書くことにした。海外旅行を計画している誰かの役にたつかもしれない。
持参したスマホはNTT DOCOMO版のiPhoneをSIMロック解除したもの:
今回の旅行に持参したスマホは、昨年の4月にNTTドコモと契約し購入したiPhone6S。購入半年後に、SIMロックを解除(「SIMロックを解除した」)している。基本的には、世界中どこにいっても現地の通信キャリアのSIMを差し込めば通信が可能になるものの筈。
昨年のスペイン旅行では、スマホを購入してから半年が経過していなかったので現地スペインでは使えなかった。代わりに、海外ではSIMロックフリーとして使えるiPadに現地スペインのSIMカードを差してモバイルデータ通信をしていた。そのあたりは、「スペイン旅行(帰国後感想編 1)Prepaid Sim 購入」に書いておいた。
ということで、SIMロックを解除したスマホ(iPhone)を現地通信キャリアのSIMカードで利用するのは私にとっては初めての経験。旅行出発前に、ネット情報を詳しく読んで一応の準備をし、それなりの感触を持っていた。
リスボン空港のvodafoneでSIMカードを購入:
リスボン空港で荷物を受け取り到着ロビーを出ると、すぐVodafoneのショップがある。出発前で調べていたネット情報ではこのVoddafoneでSIMカードを購入することができ、店員に依頼するとSIMカードの差し込みと設定をやってくれるということになっていた。
フライト到着時間が午後1時頃だったが、店内は2,3人の旅行者がいる程度で、すぐに対応してくれた。
まず、必要なSIMカードの種類を聞かれたので、通話なしのDATA・SIMを購入したいことを伝える。次に、DATA・SIMを使うことになる旅行の期間が11日間ということを告げると15日間期限付きのDATA・SIMを購入するということになるとの説明。このSIMカードの価格は€15.00。日本円にして、ほぼ2000円.
因みに、SIMカードについての正確な情報はPorutugal Vodafone のサイトに詳しい。
購入したSIMの台紙に組み込まれた写真(表面、裏面)を以下に掲げる:
上掲した写真の台座からSIMを取り外し、これをスマホに差し込み、カード裏面でPINコードが隠されているスクラッチエリアを擦ることにより現れるPINコードを入力すれば、手持ちのスマホのキャリアがVodafoneに変わる。
これで晴れて、持参したスマホがポルトガルでモバイル通信可能となる筈だった。
ところが、だ。ここで、予想すらしなかったトラブルが発生する。
設定時に Apple ID のPasswordが必要!!;
Vodafone の店員がSIMを差し替えPINコードを入力したのちiPhoneに登録している Apple ID のパスワードが必要だというのだ。
出発前のネット情報をチェックした範囲では、SIMカードの差し替え時に Apple ID のパスワードが必要になるなんて聞いたことがない。パスワードを入力しないと繋がらないかと聞くとそうだという返答。
ここで我が方パニックに陥る。Apple ID なんてもの、自宅のノートにメモしているだけで、手元にない。いろいろ検討してみたが、入れ替え途中だったSIMカードをもとに戻し、国際ローミングで自宅の娘に連絡し、メモしてあるパスワードを確認してもらうことにした。時間を要したが(当然のことながら、多額の通信料金を浪費したが)止むを得ない措置。
あれ、これ、やってみたがなかなかうまく行かない。やはり旅先で予想しないことがおきると、想像以上にてこずってしまう。
結局、リスポン空港では、スマホを現地キャリア(Vodafone Portugal)の回線につなぐことができなかった。最悪の事態だ。
しょうがないので、レンタカーのナビゲーションは、レンタル会社の提供するナビゲータを借りることにし当面凌ぐことになる。
その後、最初の宿泊地に到着後、なんとかネットワークに接続することができたのだが、それにしてもスタートのつまずき、相当消耗した。
何故SIMカードの入れ替え時 Apple IDのパスワードが必要になるのか? 詳細は、理解できないが、ともかくセキュリティ保持のためデバイスとデバイスに登録されている所有者のApple IDがリンクされており、このパスワードが不明なときには動作できない仕様になっているようだ。
ともかく、海外での SIMカードの差し替えでは、Apple IDとパスワードは必須と覚えておくことにした。
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