気になったニュース: ソフトバンクで通信障害発生
December 7, 2018 – 6:41 pm今朝のTBSラジオ「森本毅朗スタンバイ」で、昨日発生したソフトバンクの通信障害発生について報じていた。
このニュース、現代社会を支える通信インフラの脆弱性を示す大事件なのではと思う。
ニュースの内容は以下:
ソフトバンクの携帯電話サービスで昨日午後全国の広い範囲で通信障害が発生し4時間半にわたって音声通話やデータ通信ができなくなりました。
原因はスウェーデンの通信機器大手エリクソンのソフトウェアの不具合によるもので総務省は電気通信事業法の重大な事故の可能性があるとして詳しい報告を求める方針です。
エリクソのソフトウェアの不具合について、日経電子版(12/07付)では、「データを中継する『パケット交換機』に不具合がみつかり、認証期限の切れたソフトウェアがインストールされたことが原因」としている。
まず、このトラブルの影響の大きさ。国内では、ソフトバンク関連のスマホなど4,000万人に影響がでたという。ソフトバンクだけで4,000万人というユーザーがいることに驚くが、生活の主要部分を占めるようになってきたスマホを4,000万ユーザが使えなくなったということになるわけで、その影響の大きさは甚大だ。
そして、国内だけでなく、英国のO2でも同様の通信障害が発生したという。こちらでは3,000万ユーザーに影響がでたという。ソフトバンクの通信障害は4時間程度で収束したようだが、こちらのO2については、長時間にわたって障害が続いたようだ。
障害の原因が、通信機器に含まれるソフトウェアの認証期限切れという話を聞くと、空恐ろしさを感じてしまう。
ひとつは、社会を混乱に落とそうと悪意を持った集団が単一のソフトウェアに障害を起こすように仕組むと、世界中に影響が及ぼされるということになる。
そして、二つ目には、ソフトウェアの認証期限切れなんていうのは機器のメンテナンスを適正に行ううえでイロハのイだ。こんなことがきちんとされてないことになると、こうした機器を使う通信会社の実力を疑う。
どうも、今回問題を起こしたソフトバンクそして英国のO2というのは、これまでも度々障害を起こしてきたとの話も聞く。
今回の事件から、米国が中国の通信会社、華為技術(ファーウェイ)を締め出そうとするのは、もっともと思ってしまうのは、考え過ぎか?