落雷で玄関の電気錠が壊れてしまった・・・

August 2, 2014 – 2:46 pm

4,5日、家をあけ帰ってみると、玄関の鍵(電気錠)が壊れて家のなかに入れなくなっていた。この電気錠、テンキーマットに4ケタの暗号を打ち込むと開錠される仕組みになっている。点くはずのテンキーの表示が消えて操作不能の状態になっていた。

家を出かけたその日の午後、我が家周辺を襲った落雷のためにこうした事態が発生したようだ。隣の奥様によると、この落雷で地響きがし、周辺は30分もの間停電してしまったとのことだ。

今回の落雷事故、私にとっては、落雷それ自身への備えに加え、関連して家の施錠、防犯、火災保険の契約などについて、いろいろ考えさせられる事件であった。気づいたことをメモしておいた。

玄関の電気錠が壊れると・・: 玄関の電気錠が動作不能になるのに備え、通常のマニュアルキーを持ち歩き、万が一の場合にはそのキーで開錠することにはなっている。しかし電気錠の便利さに慣れてしまうと通常の鍵を持ち歩くことはまずない。16年前に我が家を新築したばかりのころには、家を開ける際には鍵を持ち歩くことにしていたのだが、「慣れ」とは恐ろしいこと、すっかりそういう備えをしなくなっていた。

当然のことながら、数日間にわたって家を空けるときには、防犯のために、窓という窓はロックしたりシャッターを下ろしたりはする。そうすると、今回のように電気錠が壊れると、家のなかに入る術がなくなってしまう。

まさに万事窮すの状態。『泥棒』の気分で我が家に侵入することを検討することになる。

お風呂場の窓から侵入: 何はともあれ、家の周りを徘徊、窓の状態がどうなっているか一つずつ確認。幸運なことに、お風呂場の窓がロックされてないことを発見する。この窓を覆ってる「防犯用の」面格子を取り外せば、なんとか家のなかに入り込むことができる。面格子さえはずせればではであるが、この窓がロックされてなかったというのは幸運中の幸運だ。

「防犯用に」設置している面格子を取り外すには、それなりの工具が必要だ。早速、近所の金物屋さんに出かけ使えそうなドライバを購入。取り外し作業にとりかかる。関連しそうなビス6本をを外したところで、力任せにこの面格子を引き抜くと、なんとか取り外しが成功。なんとか、家のなかに「侵入」することができた。

電気錠の修理には: 家のなかへの侵入騒ぎから一夜明け、早速、我が家を建てたハウスメーカと電気錠のメーカーに連絡。電気錠のメーカーの係りのかたの指示に従って、いろいろ操作をしてみるが、結果的には、電気錠自体が壊れていることが判明。この電気錠、我が家を16年前に新築したときに設置したものということもあり、もはや生産中止の代物だという。

ということで、修理というより、この電気錠システムを新しいモデルに取り換えるということになった。取り換え費用は、工事費込みで、約23万円との見積もり。年金生活者の我が身にとって、これだけの予想しなかった出費は大変な重さ。考えこんでしまった。

火災保険が適用可能?: そこで思い出したのが、落雷の被害は火災保険で補償されるのではないか、ということ。当然、申請すれば、ということ。我が家の契約している火災保険の約款を読み直してみると、確かに落雷の被害については補償の対象となることがわかった。

火災保険が適用されるためには、今回の電気錠故障が今回の落雷を原因とする必要がある。時間的には、確かに落雷と電気錠故障は一致している。それからもうひとつ、電気錠のメーカーの説明では、最近の落雷により数多くの電気錠の故障が発生し、メーカーはその対応にてんやわんやしているという。このため、修理、取り換え作業が立て込んでおり、1週間程度の待ち時間が必要になるという。これだけの材料があれば、落雷を原因とする電気錠破損の証明には十分だろう。

ともあれ、修理・取り換えのために要する費用の大部分は我が家が契約している火災保険によりな叶えるということが判明した。やれやれ、といったところだ。

その他とまとめ: 運よく今回の事故乗り切ることができそうだ。それにしても反省することも多々ある。

まず、お風呂場の窓から、「簡単に」侵入できたということ、防犯上の観点からいうとかなり問題ではないか、と思う。ハウスメーカの担当者の説明によると、泥棒取り外しに一定時間を要するさいには、侵入をあきらめるという。とはいうものの、対策を考えておくのが筋だ。

次に、落雷対策。我が家のPCとかインターネット用ルーターなどについてはいずれもUPSを経由で電源を確保している。おかげで、今回の停電騒ぎにも問題なく対応できた。複雑な電気機器についてはMPUなどを用いた対策は有効だ。その他の電気機器についても、こうした対策を考えることがよいのかもしれない。

火災保険の内容を調べてみると、鍵の破損などが発生した際には手助けをうけることができる特約もあるようだ。費用との兼ね合いになるが、こうしたものについても検討しておくことが大切なことかもしれない。


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