Archive for the ‘身の回り・時事・雑感他’ Category



マイナンバーカード普及にリスク???

Friday, June 2nd, 2023

紙の健康保険証を廃止し、マイナンバーカード(マイナ保険証)に一本化する法案が本日(2日)の参院本会議で成立した。

マイナカードの推進により、行政サービスのディジタル化、効率化が進むことが期待される。

私自身は、e-Taxによる確定申告のためにマイナンバーシステムが導入される前から、「住基カード」を使用していたこともあって、マイナカードの普及には抵抗がないが、マイナ保険証がらみでシステム上のトラブルが発生するなどで多くのひとが反対しているようだ。

内田樹がマイナンバーカードに反対する意見をtweetしているのを読んだ。ここにしめされている意見はマイナカードの普及に反対する代表的なものと感じたので以下転載しておいた。なお、内田樹のtweetは、共産党の代議士、山添拓のtweetを引用しているので、併せて、以下に掲げておいた:

内田樹
@levinassien
5月24日
誰が考えても、他の個人情報との「ひもづけ」を増やすほど誤作動リスクは高まります。諦めてマイナンバーカーも「単機能」に戻しましょう。家電だって、単機能の方が壊れないですよ。ここで「すみません、止めます」と言ってくれたら僕はその大英断を多とします。

(引用ツイート)
山添 拓
@pioneertaku84
5月23日
マイナンバーに紐付け登録する「公金受取口座」が別人に。
住民票、戸籍証明書、印鑑証明、マイナ保険証に続き、トラブルだらけ。マイナポイントに数兆円を投じ普及ありきで進めてきたが、紐付けすればするほどリスクは高まる。
保険証廃止、カードの取得強制は断念すべきだ。

このtweetでは、マイナカードを(いろいろな)個人情報と紐づければ紐づけるほど誤作動リスクが高まるので単機能に戻せと主張されている。

新しいシステムを導入するときには、想定してないようなリスクが発生するのは往々にしてある。問題は、システム導入により、行政サービスの効率化、低コスト化などを考慮するとき、どちらが得策かを大所高所にたって判断することが重要だ。リスクの高まりだけを取り上げて新しいシステムの導入を否定するのはいかがなものか。

内田樹の反対の弁、いいがかりとしか感じないというのはいいすぎか?
 



素人的経済観測: 最近の株高をどう考えればいいか

Tuesday, May 23rd, 2023

日経平均株価が31,000円を超えバブル経済崩壊後の高値をつけている。素人ながら、このまま株価が上昇し続けるかどうか気になる。

日経電子版(5/20 12:00配信)の解説記事「日経平均バブル後高値 何が起きた?今後どうなる?」のなかに「日本企業は過去30年間の変化」をあらわす図が掲載されていた。

株価の変化を理解するうえで興味深いものと思い以下に転載しておいた(注:無断にて転載):

これから今後の株価の動向をどう予測するかというのは難しい話であるが、30年の停滞を取り返し、さらなる上昇を期待してもいいような気がする。

単なる希望に終わるかもしれないが、1990年8月につけた市場最高値38,915円を超えるのも夢ではなさそうな気がする。
 



気になったニュース: マイナ保険証が別人情報と紐づけ

Saturday, May 13th, 2023

日経(5/13付朝刊)に「マイナ保険証、誤登録7300件 -別人情報、同性同名などひも付け」という記事がでていた。

この記事のリード文を以下引用:

加藤勝信厚生労働相は12日の記者会見で、マイナンバーカードを医療機関で保険証として使った際に別人の情報がひも付けられていた事例があったと明らかにした。厚労省の調査では2021年10月から22年11月末にかけて、7300件余り確認されたという。

マイナンバーカードを健康保険証として使うマイナ保険証が進められているところだが、その根幹を揺るがす大事件が起きた。いままで使っていた健康保険証が「正しく」マイナンバーに紐づけられていなかったといのだから大変だ。

この「紐づけ」の実施は、「健康保険組合などの保険者」が被保険者の健康保険証とマイナンバー(カード)を紐づけすることになっていたようだ。「紐づけ」を同姓同名や生年月日が同じであることで行っていたようだ。

「被保険者のマイナンバーが未提出の場合、保険者が住民基本台帳の情報を参考にしており、今回の誤りが生じる可能性があるという。この間違い、「入力時の事務的なミス」といったものではなく、システムの設計自体の欠陥であろう。

対応として、

  • 氏名のほか生年月日や性別、住所など5項目をチェックする
  • 省令も改正し、保険者と被保険者の橋渡し役となる事業主に対し、資格取得届の提出時にマイナンバーの記載を義務化する。

という措置をとることにしたようだ。

富士通Japanのチョンボであきれたが、もっと基本的な過誤があったのには驚き。
 



気になったニュース: 「働く高齢者の貯蓄増加 10年で3倍」なんだって

Tuesday, May 2nd, 2023

日経(5/2付朝刊)に「働く高齢者の貯蓄増加 消費・投資へ施策必要 昨年は月平均11万円、10年で3倍」という解説記事がでていた。

この記事のリード文を以下に転載:

働く高齢者の賃金が貯蓄に回っている。総務省によると65歳以上の勤労者世帯(2人以上)が2022年に貯蓄に回した額は月平均11万円と、10年前の3倍超になった。金融資産は60歳以上が全体の6割超にあたる1200兆円を抱える。高齢者に消費や世代間の移転を促す施策が欠かせない。

私のような「働かない」高齢者からみると、皆さん頑張ってるなというのが第一印象だ。

「65~69歳の就業率は12年の37.1%から21年に50.3%まで上昇」し、65歳以上の高齢者世帯では、子供が独り立ちし、「パートやアルバイトで働く配偶者が増えるなど」して世帯収入が増えているようだ。

歳を重ねれば重ねるほど、「老後の心配」は拡大する。働けるうちに、できるだけ働き、蓄えを増やしたいというのは当然の感覚だ。

後期高齢者に仲間入りする私としては、多少、個人的な実感とはかけ離れた記事という感じがしないわけでもない。
 



マイナンバーカードの健康保険証利用申込をした。

Saturday, April 29th, 2023

ひと月前に、、マイナポータル上で「マイナンバーカードの健康保険証利用申込」そして「公金受取口座の登録」をした。

このふたつの手続きを完了し、15,000円分のマイナポイントを受け取った。

マイナンバーカードの普及を進めるため、政府は「禁じ手」ともいえる「大盤振舞」をしている。戴けるものは戴いたほうがいいということで手続きを終えたというのが正直なところだ。

ちょっと考えてみると、マイナンバーカードを普及するために電子マネーをばらまくというのは「禁じ手」という感じがするが、ディジタル化を進めることで行政の簡素化、効率化は、その「投資」を超える効果が期待されるということのようだ。

私が、マイナンバーカードを取得したのが約5年ほど前、それまで使っていた「住基カード」が廃止され、マイナンバーカードに変更されるということで取得した。

これまで、年度末の確定申告をe-Taxでするために、「住基カート」そして「マイナンバーカード」を活用していた。自宅で手続きが全て完了するということで重宝していた。

来年度から健康保険証が廃止され、マイナンバーカードが保険証(マイナ保険証)に代わるということになるという。これまで、e-Taxで使用するとき以外は金庫のなかに保存していたカードが健康保険証として使用するため、常時携帯する必要となる。マイナンバーカードの役割が大きく変化するということだろう。

健康保険証がマイナンバーカードに代わるということで、かなり多くの反対意見があるようだ。なかには、この制度が導入されると、「世界に誇る国民皆保険の制度を崩壊させる」と主張もあるようだ。

私自身は、マイナ保険証の導入はいいのではないかと思う。実際に病院で使用してみたが、特別なトラブルもなくなく使用することができた。