使用済み核燃料の中間貯蔵施設が初稼働!

November 6, 2024 – 5:36 pm

日経電子版(11/6 16:35配信)に「使用済み核燃料の中間貯蔵施設、全国初稼働 青森・むつ市」という記事がでていた。

記事のリード文を以下に転載:

原子力発電所から出る使用済み核燃料を一時預かる全国初の中間貯蔵施設が6日、青森県むつ市で稼働した。東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の燃料をまずは保管する。原発内での保管容量は限界に近づきつつある。敷地外での保管は同原発の再稼働に向けた一歩となる。

この中間貯蔵施設、建前は再処理前の「中間」貯蔵ということではあるが、再処理工場の稼働も望み薄で、わが国の「核燃料サイクル」の見通しもない状態であることを考えると、このまま長期に亘って、ひょっとしたら「ほぼ最終」貯蔵ということになってしまうだろう。

完成した施設建屋にはキャスク288基、ウラン重量で3000トンを収容できる。将来は2000トン規模の2棟目を建設する計画で、収容能力は計5000トンになる。保管期間は建屋ごとんい最長50年となる。

と報道されているところを見ると、かなりの規模の使用済み燃料が長期間貯蔵可能ということになる。

再処理しない状態でキャスクで安全に貯蔵・保管することがベストではないかと思う。再処理などしたら、燃料を裁断・溶解などすることにより放射能物質の扱いも難しくなってしまう。
 


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