2024・衆院選 個人的感想(3)

October 20, 2024 – 11:05 am

書きなぐり調の個人的感想の3回目。今回の衆院選の争点のひとつとなっている社会保障について考えてみる。

私、昨年から後期高齢者に仲間入りした。後期高齢者の「特権」に、医療費の窓口負担1割というのがある。年齢を重ねると病院のお世話になる回数も増えるので、この1割負担というのは助かる。近所のクリニックで診察を受けると、請求される料金は200円。ちょっと具合が悪そうだと、すぐに出かけようなんて気分になる。

しかし、だ。2023年の我が国の医療費は、47兆3000億円にものぼるという。対して、我が国の一般会計歳出総額は、2022年度で、110.3兆円だ。医療費の規模が、国の会計予算の4割程度になっているということは、かなり大変な話だ。医療費の財源をどこに求めるかというのは真剣に考えなくてはならない。

我々のような後期高齢者が、窓口負担1割というのは申し訳ない。3割の負担に増額してもいいのではないか。1割負担を3割負担に増額したとしても、高額療養費制度が活用できれば、対応できるのではないかと思う。

いずれにしても、健康保険制度を含む社会保障制度については、その財源をどこに求めかは考えなくてはならない。

そのひとつの解は、消費税増税ということになるのではないか。消費税率の上昇は、低所得層ほど家計に及ぼす影響が大きいといわれるが、これを補償する給付の仕組みを考えることで解決するのがよい。

いずれにしても、社会保障費の増大に対し、きちんとした財源を確保することは重要だ。
 


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