Archive for the ‘身の回り・時事・雑感他’ Category



気になったニュース: 企業物価指数8.0%上昇、消費者物価指数変わらず

Saturday, November 13th, 2021

日経電子版(11/11付)の「企業物価40年ぶりのび 原材料急騰、収益を圧迫」とタイトルされた記事を読んだ。この記事のリード文は以下(転載):

資源や原材料などの価格が急上昇し、日本企業の収益を圧迫する構図が強まってきた。日銀が11日発表した10月の企業物価指数は前年同月比8.0%上がり、約40年ぶりの伸び率になった。世界的な供給制約や原油高で輸入物価が高騰している影響が大きい。半面、最終財では値上げの動きが鈍い。どこまで波及するかが今後の焦点になる。

同じく日経電子版(11/13付)には「値上げできない日本 鈍い賃上げ、円安で貧しく -インフレと向き合う(下)-」との記事があった。この記事のなかに、右図に示すような、日本と米国の企業物価指数と消費者物価指数の変化を示すグラフが掲載されていた。

この図により、わが国が深刻な状況に直面していることが理解できるのではと思う。

我が国の消費者物価指数は、ここ数年、ほとんど変化してない。一方、企業物価指数も、昨年暮れあたりまでは、ほぼ変化しておらず消費者物価指数とバランスしているように見える。が、しかし、昨年暮れから上昇に転じ、前年比8%まで上昇している。

企業物価と消費者物価がバランスしなくなってきている。かなり大きなギャップが生じているのだ。

当然のことながら、この差は、消費者物価の上昇、あるいは企業の「赤字覚悟の安売り」によって吸収しなければならない。短期的な「赤字覚悟の安売り」を長期間行うことは不可能だ。ほぼ確実に、気づいたときに突然に、消費者物価が上昇する、突発的にインフレ的状況がやってくる。

一方、米国では企業物価指数に追随するかたちで消費者物価が上昇している。我が国のように「企業努力」で値上げを抑制することなく、原材料の価格は消費者価格に(スムーズに)転嫁されている。同じインフレ的状況でも、消費者がわかるかたちでインフレが進行することになる。

年金生活者にとってインフレは恐怖。スーパーインフレなんて状況になれば当然のことながら即死ということになってしまう。身構えてしまう。

ここ数か月は物価指数の動きを目を凝らし、それ相応の準備をしなければならないのでは、と思う。
  



石油ストーブからガスFF暖房機に替えた

Thursday, November 11th, 2021

我が家の居間の暖房を、20年以上使い続けた石油ストーブからガス(LP)FF暖房機に替えた。

今回、購入したガスFF暖房機は、リンナイ社製のRHF-561FT。この製品が、これまで使っていた石油ストーブと暖房能力が同等であること、そしてFF式で強制吸排気であることが決め手でで購入することにした。

これまで使用したいた石油ストーブが老朽化したこともあるが、最近の灯油料金の価格がリッター当たり100円を超えてきたこともあり、暖房用に灯油を使うメリットが薄くなってきた。さらに、灯油を購入する際の持ち運びが、歳をとって、容易でなくなってきたこともあり、暖房をガスに変えることにした。

暖房機の購入・設置は、いつもお世話になっているニチガスさんにお願いした。

購入設置費用は税込みで157,630円。リンナイの希望小売価格が192,500円ということを考えると随分安く取り付けてくれているように思った。ありがたい。

見積りを以下に添付:

  



日本、気候行動ネットワークの化石賞に選出される!

Thursday, November 4th, 2021

グラスゴーのCOP26での岸田首相の演説に対し、世界の環境団体で作る気候行動ネットワークが日本を「化石賞」に選出した。

このニュース、今朝のTBSラジオ森本毅郎スタンバイでつぎのように報じていた(以下、書き取り):

世界の環境団体で作る気候行動ネットワークは2日、地球温暖化対策に後ろ向きな国に送る化石賞に日本を選んだと発表しました。岸田総理が地球温暖化対策を話し合う国際会議COP26で二酸化炭素の排出が多い石炭火力発電の廃止の道筋を示さなかったことを理由にあげました。

気候行動ネットワークのHPにこの化石賞について以下の記述があった。本文と私の拙訳を並べて以下に記しておいた:

Second Fossil of the Day Award goes to Japan

今日の2番目の化石賞は日本に

Japanese Prime Minister Fumio Kishida told the assembled Glasgow crowd that Japan promotes fossil power plants because they are necessary to integrate renewable energy, not only in Japan, but also throughout Asia.

岸田文雄首相はグラスゴーの会議で日本は化石燃料による発電を推し進めると発言。日本とアジア諸国にとって再生エネルギーを開発するために必要とした。

Despite a coal phase out being set as a priority goal for this COP, the land of the rising sun aims to continue using coal power plants beyond 2030 and even towards 2050. Furthermore, Kishida has had deluded dreams of using ammonia and hydrogen as “zero-emission thermal power”. He needs to wake up and understand that these novice and costly technologies are linked to fossil fuel extraction and would leave little chance of meeting the global 1.5C degrees targets. We need real world commitments to halt rising temperatures and a coal phase out by 2030 and not fossil fuel nightmares.

今回のCOPの主要なゴールが石炭の利用を廃止するものであるにもかかわらず、「日出る国」は石炭火力発電を2030年以降どころか2050年にわたってさえ使い続けようとしている。さらに、岸田首相はアンモニアと水素の使用でゼロエミッションの発電を実現しようとするというまやかしの夢を述べた。こうした未成熟でコスト高の技術が化石燃料の採掘に関連づけられるものであり、全地球的な1.5℃の目標になんら合致するものでないことに、彼は気付く必要がある。気温上昇を止め、2030年までに石炭の利用を停止し、化石燃料の悪夢を避ける世界的な現実的公約を必要とする。

岸田首相、大急ぎでグラスゴーにでかけたのだが、環境団体に言いたい放題の悪口を言われたようだ。

この「化石賞」なるもの、環境団体の意に沿わないものに悪口をいうもので、毎日、何か国も選出されている。別に、日本のマスコミのようにいちいち大騒ぎする必要はないのではと思う。

因みに、第二日の「化石賞」は、一番目はNorwayに、二番目が我が日本に、三番目には、Australiaに送られている。
 



日光に紅葉見物に行ってきた

Wednesday, November 3rd, 2021

新型コロナの流行が一段落したということもあり、家族で日光周辺にドライブ旅行に行ってきた。

朝7時ころに自宅を出発、日光に到着したのが10過ぎ。定番の日光社寺巡りをしたのち、いろは坂をのぼり中禅寺湖周辺をドライブした。

紅葉はちょうど見ごろ。満喫した。

冒頭の写真は、日光山輪王寺の三仏堂の庭で撮ったもの。

いろは坂の紅葉は、これまでみたもののうち最高のものであったが、残念ながら、写真を撮りそこなった。その代わりに掲載したのが冒頭の写真。紅葉の色づき具合を表すものとして掲載しておいた。

午後、鬼怒川温泉に移動し、温泉を楽しんだ。

コロナの影響もあり、外国人観光客の姿もなく、ゆったりした旅になったという印象であった。



気になったニュース: 京大・霊長類研究所が分割・解体される!

Saturday, October 30th, 2021

数日前の日経電子版(10月26日)に「京大霊長類研を事実上解体、名称変更へ 不正経理受け」という記事がでていた。

記事のリード文を以下転載:

京都大は26日、研究費の不正使用があった霊長類研究所(愛知県犬山市)について、一部の部門を別の組織に移管するなど大幅に規模を縮小し、組織名も変更すると発表した。世界の霊長類研究をリードしてきた著名な拠点が事実上解体されることになった。

12の部門とセンターで構成される霊長類研のうち、研究費や論文で不正があった2部門を含む3部門を廃止。他の4部門を京大の別の機関に移管する。残る5つの部門とセンターを来年4月から新組織「ヒト行動進化研究センター(仮称)」に移行する。

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