気になったニュース: 国連による世界人口推計に驚き
July 12, 2024 – 8:47 am日経電子版(7/12配信)に「老いる世界、中国は2100年に人口半減 国連推計」と題する記事がでていた。考えさせる報告になってい。
記事のリード文を以下、転載:
国連は11日公表した2024年版の「世界人口推計」で、世界の人口は2080年代に約103億人のピークに達した後、減少に転じるとの見通しを示した。出生率が低下しており、人口の推移は10年前の推計を大きく下回る。80年には高齢者の人口が子供を上回る見通しで、世界経済は高齢化という重い課題と向き合うことになる。
この推移、かなり興味深い。なかでも、中国の人口が今世紀末には現在の人口の14億5100万人から6億3300万人に減ってしまうところだ。わずか75年たつと中国の人口が現在の4分の1になってしまうというから驚きだ。それに対して、インドとアメリカの人口は増加している。
世界的にみて人口の増加は今世紀にもピークに達し、世界的に人口減となっていくことになるという。
国連によると、「出生率の向上を狙った政策が人口に与える影響は、時間の経過とともに小さくなる」という。いくら少子化対策をうたっても、人口が再び増改に転じる可能性は低いという。
重要なことは、
人口増加が経済成長を促す「人口ボーナス」は期待できない。国連は1人あたり成長率を高めるために、女性や高齢者などの労働参加を促すことや、人的資本への投資や人工知能(AI)の活用で1人当たりの生産性を高めるべき
ということらしい。これからは、ひとりあたりの生産性を高めることがより重要になるということのようだ。