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気になったニュース: 高齢者の社会保障負担、金融資産を加味検討??

Wednesday, December 6th, 2023

日経朝刊(12/6付け)に高齢者にとっては耳の痛い話題、「高齢者の社会保障負担」について報じられていた。いよいよ高齢者の負担増が、本気で、検討の対象になったようだ。

日経記事のリード文を以下に転載:

政府が5日に公表した社会保障改革の工程の素案には、金融資産や所得を加味して高齢者らの負担を検討する項目が盛り込まれた。年金などの収入が少なくても、多額の資産を持つ高齢者に一定の負担をしてもらう考え方だ。工程には医療・介護を中心に幅広い改革案が列挙されたが、現役世代の負担抑制に力不足な点は否めない。

改革工程の狙いは少子化財源の捻出と「給付は高齢者、負担は現役世代」に偏る社会保障の仕組みの是正の2点がある。


この記事には、政府が取り組む内容、抑制可能額について右表のような検討項目が掲げられている。(日経記事から(許可なしで)転載)。

この表であげられている項目は医療・介護にかかわる社会保障全般を網羅したものになっているように感じる。そのなかで、私に影響するのは、「後期高齢者の利用負担の見直し(3割負担の拡大など)」、そしてその下に記されている「その他の案」という部分。

「3割負担の拡大」あたりは、しょうがないと思うのではあるが、「その他の案」として示されたふたつの項目、・金融所得・資産を反映した負担と ・高額療養費制度の自己負担限度額の見直し、は刺激的だ。

まず、金融所得・資産を反映という項目については、具体的にどのような施策がとられるかまではわからないが、高齢者が資産を貯めこんでいるからむしりとるぞというメッセージを感じ、後期高齢者の私たちにとっては、あまり気分がよくない。大部分の高齢者の気分としては、「そんなに貯めこんでいるといわれるほどには、持ってないよ」という声が聞こえてくる。私自身の実感もそうだ。

もっと重要に感じるのは、もうひとつの項目、「高額療養費制度の自己負担額の見直し」だ。これに手を加えられると、まさかのときの保険の役割が否定されてしまうように思う。私自身は、高額医療費制度によって、随分助けていただいたと思っているが、この部分に手をいれられると、民間保険に頼らなければならないような気がしてしまう。

それにしても、生きにくい世の中になってきたような気がする。



後期高齢者になってはじめての診療

Tuesday, October 24th, 2023

今日、3か月ぶりに病院にでかけ定期的な診察を受けてきた。

今回は。後期高齢者医療制度のもとではじめての診察だ。診察は、採血をして血液データを確認するだけ。特段の問題がないことを確認して、次回の診察を3か月後に予約しておいた。

血液検査の結果、前回の診察で正常値の範囲におさまっていた尿酸値が、今回、高めにでたことから、尿酸の生成を抑制するフェフキソスタット錠という薬を処方してもらった。

診察の健康保険証のチェックはマイナカードをつかった。マイナカードの読み取り機で画像認識で認証をしてもらった。マイナカードの評判はよくないようだが、私にとっては、何の問題もなく便利なツールだと感じた。

診察費、処方された薬の代金は、1割の窓口負担になっていることを確認した。マイナカードシステムはきちんと機能している。

窓口負担が1割になったのは、有難いが、あまりにも老人優遇の仕組みで多少恐縮してしまう。健康保険にお世話になってきているが、実感としては3割負担でもいいのではないかと思っている。大きな病気を患うことになったら、高額療養費制度によって面倒見てもらえるわけで、3割負担でもいいのではないかと思ってしまう。

健康保険制度を支えるという観点で考えると、患者の負担については窓口負担は3割でもいいのではないかと考えた。

保険制度のお世話になっている後期高齢者の独り言。
 



2020年分確定申告を終えた

Saturday, January 23rd, 2021

毎年恒例の確定(還付)申告書の作成を終え、e-Taxで送付した。

確定申告といっても、年金生活者の唯一の収入源である「公的年金」と、スズメの涙程度の株式配当を申告するくらい。

ただ、きちんと申告しないと、「源泉徴収」というかたちで納めている税が還付されない。還付対象となるのは、「企業年金基金」に対する7%と、株式配当の約20%の源泉徴収分。年金生活者の私にとっては、貴重な収入だ。

控除の対象になる医療費の総額を確定し申告することも大切な作業。昨年分の医療費控除額を算出するために、病院とか薬局で受け取った領収書を纏めるのは結構大変なこと。特に、昨年は16年ぶりに抗がん剤治療を受けたこともあり、大変な作業だった。

以下、今回の確定申告時に気づいたことをメモしておいた。
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「国保・高額療養費支給決定通知書」で考えたこと

Monday, January 4th, 2021

昨年の6月以降、悪性リンパ腫治療のため、病院通いが多くなり、医療費負担がそれなりになってきた。健康保険、なかでも「高額療養費制度」という仕組みが本当に有難く思えてくる。

月々の医療費の支払い(負担額)が定められた「高額療養費」を超えると、3か月後には、町役場が「国民健康保険高額療養費 支給決定 通知書」で窓口支払いの超過分が銀行口座に振込まれることを知らせてくれる。

昨年の暮れ、9月の「高額療養費 支給決定 通知書」を受け取ったが、この4か月間に受け取った「支給決定通知書」をながめて、私のような年金生活者にとって、高額療養費制度が本当に有難い仕組みであることを痛感した。

「支給決定通知書」に記載されていた医療費などを纏めて、医療費支払いについて考えてみた。
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気になったニュース:75歳以上医療費、年収200万円から2割負担

Thursday, December 10th, 2020

今朝の日経(12/10付朝刊)に表記の記事がでていた。この問題、昨年から議論されていたものだが、いよいよ「決着」したようだ。私の場合、現在の2割負担が75歳になっても継続されるということになる。

以下、日経記事(「75歳以上医療費、年収200万円から2割負担 -22年10月に導入-」)のリード文を転載:

菅義偉首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は9日夜、都内で会談した。75歳以上の後期高齢者の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げる対象を年収200万円以上にすると合意した。2022年10月から実施する。22年に「団塊の世代」が75歳以上になり始めるため現役世代の負担を軽減する。

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