気になったニュース: 生成AIでシステム改修を全自動化だって!
February 18, 2026 – 5:23 pm日経電子版(2/17配信)に「富士通、生成AIでシステム改修を全自動化 まず医療・行政向け」という記事がでていた。
生成AIのすごさというのには圧倒される。しかし、この生成AIでシステム改修を全自動化するというのには驚く。
この日経記事のリード文を以下に転載:
富士通は17日、生成AI(人工知能)を活用してシステム改修を全て自動化すると発表した。既存のソフトウエアの改修作業を前提にしたもので、実証では約100倍の生産性向上を達成した例も出た。まずは医療、行政向けのソフトウエア開発に適用する。システム業界における労働集約型のビジネスモデルからの脱却を急ぐ。
記事の通りとすると、システム用ソフトウェアの業務内容の変化に対応するための「メンテナンス」作業はすべて生成AIが担ってくれるということになる。
一度、システム構築が行われると、それ以降の(業務内容の変化に伴う)システム改修は、人手に頼ることなく生成AIが自動的に行うことになるという。私が現役のときには、ソフトウェア会社の儲け筋というのは、人手を要するこのシステム改修にあったように記憶している。ソフトウェア会社にシステム改修を発注するときには、これに要する「人工(にんく)」の積算値が改修費が設け筋だったはず。
これが生成AIで全自動ということになると、発注側が支払うシステム改修費は激変する。これは、富士通のようなシステム開発・維持を旨とするソフトウェア会社の儲け筋を食いつぶす全自動化システムということになってしまう。多分、「全て自動化」なんて文言はパンフレットレベルの客寄せレベルのものではないかと疑ってしまったりする。
記事では、富士通の当事者は:
システム開発は投入する人員と開発期間を掛け合わせる方式で料金を決める。これまでは、多くの人手を集めて、時間をかけて作業するやり方が収益モデルとなっていた。
(こうした)「従来型のビジネスモデルについて「なくなるはず」と述べ、「AIが自律的に開発してシステムを継続的に進化させ続けることが大事になる」
としているようだ。
「大事になる」というのは理解できるが、ある種の自己否定につながることではなんて思ってしまった。