初心者に優しいyum

December 5, 2007 – 9:01 pm

CentOS5をインストール後の初期設定時に、初めてyumなるアップデートソフトに遭遇した(いきさつは、ここ)。このアップデートソフト、「Linuxの新しいソフトが使用可能になると、自動的に、システムとの整合性を見極めて自動的に更新してくれるものらしい」との曖昧な理解で、我がシステムでも動作可能になるよう設定した。システム上で動作するソフトを常に最新のバージョンに維持するというのは大変な労力だ。個人で、これを見極める、ましてや初心者にとっては、至難の業。これを自動的にやってくれるとなれば、このyumなるアップデートソフト、初心者に優しい、大変なしろものだ。yumの仕組みを少し学ぶことにした。

CentOS5のドキュメントで、yumに関する記述を見ると、

Yellow dog Update, Modified (YUM) is a package manager that was developed Duke University to improve the installation of RPMs. yum searches numerous repository for packages and their dependencies so they may be installed together in an effort to alleviate dependency issues. Red Hat Enterprise Linux 5.1 uses yum to fetch packages and install RPMs.

となっている。どうやら、yumは、最新のバイナリ形式(RPM)のソフトがrepositoryと称するところに置かれ、ユーザーの計算機上のソフトのうちupdateされたものがrepositoryにある場合、その他のソフトとの整合性などを考慮しながら、それをダウンロード、そしてそれに基づいてアップデートしてくれるものらしい。また、ユーザー側が新たにインストールしようとするソフトがあれば、同様にrepositoryからダウンロード、インストールすることになるようだ。ユーザーとしては、マイクロソフトのmicrosoft updateと同様の機能を持つものとして理解すればいいのではないか。 CentOS5を用いる場合、repository の管理は、ディストリビュータのCentOSが行ってくれるということだろう。ひとまず納得。

さて、我がPC上のソフトが自動的にアップデートされることを期待し、「CentOS5インストール個人的ノート」の手順に沿って、

# /sbin/service yum-updatesd start

# /sbin/chkconfig yum-updatesd on

とした。しかし、システムログを見る限り、夜間にアップデートされた形跡はない。そこで、「CentOS5」と「yum」をキーとして検索してみると、「yum」の設定なるページが見つかった。ここで、CentOS5の場合、自動的にソフトをアップデートするには、yum-updatesdの設定ファイルを編集する必要があることが説明されていた。これを適用すれば、我がPC上のソフトも自動的にアップデートされる筈だ。しばらく、様子を見ることにする。


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