ClamAVのアップデート

December 21, 2007 – 9:16 pm

我がサーバ、毎日午前4時に、私のメールクライアントソフト宛にLogwatch結果が配信する仕組みになっている。この仕組み、CentOS5をインストールした時点で、このように設定されており、これを使ってセキュリティチェックをしている。便利な機能だ。このLogwatchに、数日前からClamAVが更新された旨、通知が来ていた。

Logwachを通じたclam-update に係わる通知内容は次のようなものである;

——————— clam-update Begin ————————  

Last ClamAV update process started at Tue Dec 18 04:02:07 2007
 
 Last Status:
    WARNING: Your ClamAV installation is OUTDATED!
    WARNING: Local version: 0.91.2 Recommended version: 0.92
    DON’T PANIC! Read http://www.clamav.net/support/faq
    main.inc is up to date (version: 45, sigs: 169676, f-level: 21, builder: sven)
    Downloading daily-5146.cdiff [100%]
    Downloading daily-5147.cdiff [100%]
    ( 以下 省略 )

毎日、夜明けに実行されるfreshclamの吐き出すログと理解している。いつもは無いWARNING:の行で、使っていたClamAVに新たなバージョンがでたことが知らされたわけである。

この通知を受けて、早速、通知されたURLのサイトに行ってみた。当然のことながら、最新の安定版ソースのバージョンが0.92となっている。 我がサーバの方針として、yumを通じてアップデートすることにしている。そこで、とりあえず、yum updateをしてみた。通知された直後(18日段階)では、まだRepositoryにアップデート版が登録されていないようで、ClamAVの更新は実行されなかった。

こうした安定版のリリースがアナウンスされてから、どれくらいの遅れでRepositoryに反映されていくのか?オープンソースのコミュニティの運営形態に興味が移った。私のようなエンドユーザに対してさえ、通知されるわけだから、Repositoryの更新を行う当事者は当然、この更新の事実が伝わってるはずである。効率よくRepositoryが更新されているかどうかは、運営の効率をみるうえで重要な情報だろう。

更新の通知から3日後の今日、改めてyum updateとやってみると、見事にClamAVのパッケージがアップデートされるではないか。実に、通知から「わずか」3日間で更新されたのである。駆け出しのオープンソース・エンドユーザとしては、驚きである。実にうまく機能している。オープンソースを熟知しているユーザから見ると、当然の流れと感じられるのかも知れない。が、初心者の私としては、かなりの感激なのである。


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