気になったニュース: AIの普及で困るのは誰?
January 22, 2026 – 4:14 pmAIが普及すると、どんな職業が消滅するか?という議論がされているようだ。どのように考えればいいのか?
日経電子版(1/20配信)に「AIによる雇用影響、先進国の新卒が最大 経験不足がリスクに」と題する解説記事がでていた。なかなか興味深い話だと思った。
この記事のりード文を以下に転載:
生成AI(人工知能)の普及で雇用がもっとも大きな影響を受けるのは、高所得国の大卒の若年層――。国際労働機関(ILO)がこんな報告書をまとめた。日本を含む先進国の大卒新卒者にとっては厳しい結果だ。
これまでも途上国より先進国、大卒未満よりも大卒以上がAIの影響を受けやすいという試算はあった。AIが雇用を代替しやすいソフトウエア開発、商品やサービスについて顧客からの問い合わせに対応するカスタマーサービスといった仕事が多いためだ。今回の報告書は、なかでも若年層に大きなしわ寄せが及ぶ点を特定したのが特徴だ。
何故か? 実に、こういう傾向になるのは、いわゆる「暗黙知」は、AIによって代替することができないという。AIは体系化した知識(形式知)を使う若年労働者の代替することはできるが、暗黙知を蓄積している熟年労働者の代わりにはならないという。
AIは、「経験豊かで(暗黙知を持つ)熟年労働者の価値を高め」てしまい、(暗黙知を得るのに)現場の教育訓練などを必要とする新卒の採用を減らす方向に作用するという。
AIにより、若年労働者の職を得る機会の減少するは、彼らがAIでは代替することのできない「暗黙知」を身に着ける機会、言い換えると高度なスキルを身につける機会を失うことになってしまう。
非常に深刻な影響を及ぼしうる。