禁煙開始から1年が経過

May 14, 2012 – 2:04 pm

昨年、「禁煙外来で治療中」なんてエントリーを書いた。病院の助けを借りて禁煙を開始した、という話しだ。この禁煙の試みを始めて、ちょうど1年経った。

幸いにも、今回は、中断することなく禁煙が続いている。今までも、何回かトライしてきたのだが、1年間継続して禁煙できたのは初めてだ。まだまだ1年にしかならないが、一応の「成功」といえるのかもしれない。

禁煙体験とその課題についてメモしておくことにした。

禁煙外来の効果: いままでの禁煙と今回の違いは、まず、なんといっても、病院の「禁煙外来」で治療を受けたことだろう。1年前のエントリーを読み直してみると、「禁煙外来」を選択した理由は、禁煙失敗の理由「意志の弱さ」を乗り越えるためとしている。自分の「意思の弱さ」を病院の助けを借りて克服しようとしたわけだ。

さらに、「治療」開始から6週目には、「禁煙治療、6週間を経過」なるエントリーを書いている。ここでは、禁煙治療に取り組む担当医の情熱について書いている。その担当医のてまえ、途中で止めたら、恥ずかしいなんて思ったことも、この1年間禁煙を継続できたひとつの要因かもしれない。

ただ、このお医者さんの主張では、禁煙が成功したかどうかは、「禁煙した期間が長いとか短いとかではなく、タバコの煙というかニオイを不快に感じるようになったか、どうか」ということだった。私の場合、いまだ喫煙者の近くでタバコの香りを心地よく感じる。この意味では、まだまだ禁煙が、本当には、成功したとはいえない状態なのかもしれない。

たばこの値段: 禁煙開始した時点で、たばこの値段は1箱、420円だったと思う。少ないときでも1日1箱半、多いときには3箱のたばこを吸っていたので、1日あたりおよそ1,000円近く、タバコに費やしていたことになる。ひと月で3万円近い。

ひと月3万円の支出は、今話題の電気料金が東電の値上げ後でも、標準家庭で、月額7435円(日経5/9:「東電、家庭向け平均10.28%値上げ 7月から政府、装具計飼うを認定」)になるというから、ひと月で、3ヶ月分の電気料金相当の金額を、たばこごときに費やしていたことになる。大変な額だ。

たしかに、禁煙開始以来、財布から小銭が出てゆくのが遅くなっている、というのが実感だ。これが、禁煙を継続できているはげみになっているとも言える。

年金生活者の私としては、喫煙なんてのは、大変な浪費、贅沢である、と考えるべきだ。

禁煙を成功させるためには: このエントリーを書きながら、いろいろ考えてみたが、禁煙を成功させるために、最も重要なことは、「身近なところにタバコを置かない」、ということに思い至った。

タバコが、健康上、害を与えるものだとか、たばこの値段が高いとか、を意識するのは、禁煙を継続するうえで大切なことには違いない。それは、そうだ。

 しかし、だ。手元にタバコがあれば吸ってみたくなる。禁煙を1年続けた今でも、たばこを差し出されると、吸ってみたいと思う。やはり、一番重要なことは、繰り返しになるが、「身近なところにタバコを置かない」ということ。

気持ちを引き締めて、今後も禁煙にまい進しなくては、と思うところだ。来年の今頃、「禁煙、2年が経過」なんてタイトルのエントリーを書ければよいのだが・・・。


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