「禁煙外来」で治療中
May 21, 2011 – 11:30 pm「さあ禁煙するぞ」なる宣言らしきことをしたことがある。自分の健康を考えてのことではあるが、それにもましてタバコの値段が想像以上にあがったことが、こんな宣言をした主な理由だ。
決意をしたものの、失敗につぐ失敗。今回は専門のお医者さんにお世話になることにした。
健康保険適用の治療: 禁煙を実行するため、いままでもいろいろ試している。禁煙ガム、禁煙パッチ、禁煙グッズなどなど、ほとんど全部やっている。
これら全てが無駄になってしまった。失敗の原因は簡単、「意思の弱さ」だ。
「意思の弱さ」を乗り越えるために、今回選択したのが「禁煙外来」。
実は、この禁煙治療、健康保険が適用される。治療のために処方される「禁煙用の薬」も、保険適用で、個人的に購入するより約三分の一の価格になる。それに禁煙専門のお医者さんが指導してくれる。
初診から2週間たったところだ。なんとか、タバコのお世話にならない生活を続けている。今回は、いままでと違って、「成功」するのではないか、との感触がある。
治療前に検査:治療開始にさきだって、最初に病院でやられたこと。看護婦さんにポラロイドカメラで顔写真をとられたことだ。この顔写真、治療にどのような効果をもたらすものなのか、定かではない。顔写真を撮る理由を聞こうと思ったが、想定外のできごとで、聴きそびれてしまった。
つぎにやったのが、当然のことながら、問診票。これまでの喫煙暦、現在の喫煙習慣などなどについて記入。
そして、呼気中のCO2濃度を測定。
禁煙治療はふたつあるらしい: お医者さんによる「インタビュー」のあと、2種類の治療法(薬)があることを教えてもらった。ひとつは「飲み薬」、もうひとつは「ニコチンパッチ」。
「飲み薬」は、これによりタバコを吸うのがいやになるものらしい。ただ、副作用として、「うつ症状」があらわれるようだ。(わたしのような)年寄りには、余り、薦められないという。しかし、かなり強力らしい。
実は、禁煙を失敗した理由のひとつに、タバコを吸うことで、うつ症状が改善される傾向があるとの話を聞いたことがあり、それを試したことがある。6年前の「抗がん剤」治療のあと、そんなに重くはないが「うつ症状」がでたことがある。タバコにより、この症状、緩和されたような気がする。
というようなこともあって、私には、「ニコチンパッチ」が処方され、それによる治療を受けることになった。
処方された薬の正式名称(商品名?)は、「ニコチネルTTS」貼付薬。これを毎日1枚ずつ、8週間(56日)にわたって貼り付けるのだという。最初の4週間は貼付薬の面積が30cm2、そのあと2週間は20 cm2、そして最後の2週間は10 cm2とニコチンの供給を減らしてゆくものだ。
使った感じ: 2週間経ったところだ。最初の4,5日は、頭痛など、大げさにいうと「禁断症状」らしきものがあったが、この1週間、タバコを吸わなくても、なんとか生活ができるような感じがする。多少はニコチン・パッチの効果があるのかもしれない。
「禁断症状」から考えると、どうも私のニコチン依存度、半端なものではなさそうだ。パンフレットではニコチン依存度が高い者にたいして、次のようなアドバイスがされている:
禁煙の過程で離脱症状が強くでる可能性がありますが、この期間をうまく乗り切れば離脱症状はかなり消失し、ゴールもまじかになります。
なんか最初の「離脱症状」は少しは緩和されたようだ。
しかし、2週間なんて、全体の8週間の治療期間のはじまりだ。
ゴールまで、あと6週間も残っている。
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