禁煙開始から3年が経過

May 11, 2014 – 11:55 am

一昨日9日、禁煙治療を開始して3年が経過した。
「三日、三月、三年」というのがあるようだが、それぞれの節目ということのようだ。
そのほか、「石の上にも三年」とか言う話もある。ここまで辛抱すれば、なんとかというようにも聞こえる。
実に、二十歳から六十ニ歳までのあいだ、吸い続けたタバコを、この三年間やめていたのだから、「自分をほめてあげたい」なんて思ったりする。

禁煙を成功させるためのコツは? : 三年間禁煙を続けることができたということで、それなりの教訓めたいことを言いたくなる。ひとこと、禁煙をしようと考えているかたにその「秘伝」をお伝えしたいと思う。

まず、

  • 秘伝その1: 禁煙を思い立って、最初にすることは、近所の病院にでかけ「禁煙外来」の診療を受けることだ。
    それなりの医療費を払って、禁煙しようという意思をお医者さんのまえで明らかにすることが大切。

  • 秘伝その2: タバコで費やすお金を数える。逆の言い方をすると、タバコを吸わないと、どの程度お金を節約することができるのか、考えてみる。私にとっては、これは決定的。
    実は、私、一日、二箱くらい多いときには三箱くらいのタバコを吸っていた。三年前で一箱四〇〇円であったから、一日平均二箱消費するとして八〇〇円の出費になる。一年間だと、実に、約30万円の出費になってしまうのだ。
    禁煙をはじめて三年たったところで、実に、90万円、ほぼ100万円を節約している。タバコを吸いますか?100万円節約しますか?と問われれば、当然(?)禁煙!

  • 秘伝その3: そうは言うものの、やはり意志の弱い私のような人間。タバコから距離を置くのが一番、幸い、年金生活で、世間との付き合いが希薄な昨今、私のみのまわりにはタバコがない。
    手の届くところにあれば、やはり欲しくなるのが人情。

ま、3つの秘伝、いずれも誰もが考えつくことには違いない。

「禁煙外来」の治療: 禁煙の開始は、定期検査で通っている病院で「禁煙外来」の張り紙を見つけた時からだ。この「禁煙外来」では、医療保険適用内の治療になる。禁煙治療といっても、お医者さんの「お話し」を聴いて、薬を処方していただくといったものだ。

処方される薬は二種類、ひとつは「飲み薬」、もうひとつは例の「ニコチンパッチ」だ。このふたつのうちから、お医者さんと相談しながら、ひとつの方法を選択する。この薬、おそらく、一般の薬局にゆけば購入できると思うが、そこは医療保険適用の恩恵、「禁煙外来」で処方してもらうと、三割負担ということで安くなる。

私が処方してもらったのは、ニコチンパッチだ。パッチの大きさが治療の進展とともに小さくなって行く。最後には、ニコチンの依存症がなくなっているはず、というしろものだ。私の場合は、おわりころには、ニコチンパッチの援けを必要としなかったような記憶がある。

ニコチンパッチ使用時の問題点、ニコチンパッチをしながらタバコを吸うと、かなり「きく」。これぞタバコを吸うことの醍醐味なんて感じてしまうことがある。体に良くないので絶対やめなさい。「自殺」するに等しいです、とだれかに言われたことがある。

もうひとつの治療は「飲み薬」を処方してもらい、これを定期的に飲むことだ。この薬、数年前に舘ひろしがテレビコマーシャルに出演して宣伝してた。これを飲むと、私は試したことがないので実際のところはわからないが、タバコをまずく感じタバコを吸わなくなるのだという。「意思や努力なし」で禁煙可能といわれるところだ。実際、「病院」では、排気中のニコチン濃度を測り、禁煙がどの程度進んでいるかを判定する。意識してタバコをやめようとしなくても、自然にタバコを吸わなくなる、というしろもののようだ。

ただ、この薬、体にはよくなさそうだ。私の禁煙治療をおこなったお医者さんによれば、高齢者に特にあらわれる症状として「欝(うつ)」症状になるとのはなしがあるという。

三年経ったらタバコが欲しくなくなる?: 三年というと日数にするとほぼ一〇〇〇日、これだけの期間タバコを吸わないと、さすがに禁煙は成功し、タバコが吸いたいなんて欲求もなくなるようにおもうのだが、・・・・。ところがどっこい、朝目が覚めると一服、食事を終えると一服・・・というように口さみしさがつのる。全く、困ったことだ。

三年経ったら禁煙が成功したと考えていいか?と禁煙治療開始から六週間で担当のお医者さんに聞いたことを、以前書いたことがある。以下、採録する(ここ):

「どのくらいの期間禁煙が継続したら成功したといえますか?」と聞いてみると、
我が、お医者さんの回答は、お医者さんの回答は意外なもの。「禁煙した期間が長いとか短いとかではないです」とのこと。我が主治医によると、禁煙が成功したというるためには、「タバコの煙というかニオイを不快に感じるようになったか、どうか」ということのようだ。
タバコの煙は人間にとって「毒物」であり、正常な感覚では、こえrを忌み嫌うというものだという。こういう感覚を持つようになって初めて「禁煙」が成功したことになるという。タバコの香りを、「かぐわしい」なんて感覚を持つような段階では、ととてもってことのようだ。

どうやら、私の「禁煙の苦しみ」はこれからも続くようだ。

なにはともあれ、私の禁煙生活三年間は継続することができた。

ご報告まで・・・。


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