禁煙開始から4年が経過
May 4, 2015 – 4:23 pm最初に「禁煙外来」に出かけたのが2011年5月2日(月)。
この日から禁煙をスタートした。
そして、今年も数日前に5月2日を迎えた。禁煙開始から4年が経過したことになる。
禁煙を開始して以来、毎年、この時期になると「禁煙開始から○年が経過」なるエントリーを書いている。
私にとって、これは、禁煙を続けるためのある種の「儀式」といえる。
今年も、例年どおり、禁煙4年が経過したことを記念して、心境をメモしておいた。
禁煙4年間でいくらの節約になった?:
禁煙というと、当然のことながら健康のためということになる。確かに、喫煙は健康に良くない、喫煙者本人だけでなく周りのひとの健康も害すると言われる。この主張は実に正しい。その通りと思う。
しかし、私が禁煙を4年間にわたって継続できたのは、健康増進というよりむしろ、この禁煙によりいくらの出費が抑制できたのか、ということにつきるような気がする。
禁煙によって得られる健康増進効果というもの、本人にとっては、なかなか目に見えない。
しかし、自分の懐から、毎日タバコのために1000円札が消えてゆくのは、よく理解できる。
「目先の利益」というものは、私のような凡人には、なににもまして理解することができることなのだ。
私の場合、平均して1日40本、2パッケージのタバコを吸っていたので、4年間の禁煙で、直接的に、ういた金額は、単純計算で、1,168,000円にもなる。
これに、喫煙のために生み出される健康被害、清掃費用などなどもカウントすると、4年間で、少なく見積もっても2~3百万円もの出費を抑制できたことになる。
私のような年金生活者にとって2~3百万という金額が節約できるのというのは、間違いなく、大変な「利益」だ。
何年禁煙したら成功と言える?:
4年前まで、ほぼ40年間にわたって喫煙していた。
この40年間にもわたる喫煙習慣は、実に、おそろしい。
4年経過した今も、私の体は、タバコの味を憶えている。
食事のあと、仕事が一段落したとき、などなどの場面で、無性にタバコが吸いたくなる。おそらく、何年経っても、この状態は変わらないのではないかと思う。実に、情けない話だ。
1年前のエントリで、禁煙外来のお医者さんに、「どのような状態になったら禁煙が成功したと言えるのか?」と質問したときの答えを掲げておいた。今回も、これを以下に転載しておく:
禁煙が成功したかどうかというのは、「禁煙した期間が長いとか短いとかではないです」とのことだ。我が主治医によると、禁煙が成功したというためには、「タバコの煙というかニオイを不快に感じるようになったか、どうか」につきるという。
タバコの煙は人間にとって「毒物」であり、正常な感覚では、これを忌み嫌うというものだという。こういう感覚を持つようになって初めて「禁煙」が成功した、と言える。
私の場合、まだまだこの境地に達していない。周辺で誰かがタバコが吸い、その「香り」が私に到達すると、「なんといい香り」なんて思ってしまう。
まだまだ、私にとって、完全に禁煙が成功する状態になるには道半ばということのようだ。
来年も、このブログに、「禁煙開始から5年経過」なるエントリを投稿しなければ、と思う次第。
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