安倍首相辞任で考えたこと

August 31, 2020 – 11:55 am

安倍首相が持病の潰瘍性大腸炎の再燃を理由に辞任することになった。

辞任発表の数日前に、首相在任期間が史上最長となったばかりで、予想外の展開に驚きがあった。

持病悪化による辞任は、今回、2回目だ。いずれも、政権への批判、非難で、大きな精神的ストレスを抱え、それを引金に病状が悪化したように感じる。前回は、「消えた年金問題」、今回は「新型コロナウィルス」の対応の不手際が問題になったようだ。

安倍首相にとって厚労省は鬼門?
2回とも、厚生労働省が所管するもの、安倍首相にとって、厚生労働省は鬼門という感じがする。どうも厚生労働省は、首相がコントロールできない組織なのかと疑ってしまう。コロナ禍のなか、陣頭指揮をするはずの厚生労働大臣の姿がほとんど見えなかった。厚労省官僚により安倍首相が「嵌められた」ような印象すら受けてしまう。

安倍政権をどのように評価すべき?
世の中いろいろな評価があるが、私の個人的印象からいえば、及第点を与えても良いのではと思っている。確かに、目を覆いたくなるようなスキャンダルはあったが、それなりの「成果」があったように思う。

いろいろ批判はあるが、長期の安定政権というのは、いろいろな意味で良かったように思う。

ただ、安倍政権の最大の目標のひとつに憲法改正が挙げられていたが、この企みが頓挫したのは、本当に良かった。矛盾した言い方になるのかもしれないが、民主党政権下でくしゃくしゃになった日本の経済を立て直しただけで十分、国粋的な動きが成功しなかったのはよかった。

変な言い方かもしれないが、正直なところだ。

感想にもなっていないが、気づいたことをちょっとだけ書いておいた。


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