大学の入試問題って難しいんだ!

March 5, 2009 – 5:00 pm

いつも愛読させてもらっているある大学の先生のブログ(「認知的体験」)に興味深い記事が載っていた。記事のタイトルは「入試問題採用と著作権料」。ブログをお書きになっている先生の著作物が入試問題に採用されたときのお話。この話題で、特に興味を持ったのは、著者ご自身が「問題が難しい」とお書きになっているところだ。

「認知的体験」に書かれていたブログ記事をそのまま引用する:

タイトル:「入試問題採用と著作権料
入試問題に採用
無断ですみません
はときどきあるが、
なしのほうが多かった
なぜ、わかるかというと、
予備校などで、@@@中学で、::大学の入試問題を
収録する
ついては、著作権料を、1000円(今日の慶応大学入試問題の場合)
支払います
の連絡がはいるから

あれこれ考えさせられる
・ 採用はうれしいが、その問題の難しいこと まず、自分では解けない
・ 著作権料なるものの額 だいたい、こんなもの 何か有効につかえないものか
・ 予備校などのコンプライアンス感覚に比して
大学(自分も含まれる)などのそれの低さが対照的
・1000円もらうための書類つくりの面倒さ でもやる さもしい

この記事で特にびっくりしたのは、「採用はうれしいが、その問題の難しいこと まず、自分では解けない」というくだりだ。ここで「その問題」と書かれている部分、その問題というのが「入試問題に採用された際の著作権」という問題をどのように考えるかということであるなら、そういうものか程度にしか思わない。しかし、どうも著作物を題材とした入試問題の難しさについて書かれているようだ。

もし、入試問題の難しさについて書かれていることなら、大変な話ではないかと思う。わが娘、現在、高校1年生。2年後には、大学入試の洗礼を受けることになっている。著者ご自身が、「まず、自分で解けない」とおっしゃるような問題、解けるわけがない。

大学入試を経験すること自体は、人生のうち一度くらいは真剣に勉強する機会としていいことではないかと思っていた。しかしだ。著者ご自身が「まず、自分で解けない」とおっしゃるような問題、奇問珍問のたぐいではないかと疑ってしまう。

このブログ記事、「著作権問題」の難しさについて書かれたもので、私が誤解しているのであって欲しい。もし、そうでなかったら・・・・。

わが娘、日本語能力、いわゆる「国語」の能力が極めて低い。心理学の先生のお書きになるものということで想像するに、出題される問題、国語そのものではなくても、日本語能力を測るための試験なのではと思う。2年後を目指して、どんな受験対策が必要なのか考えてしまう。


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  2. Mar 11, 2009: 佐藤愛子の著作と教科書・入試問題 | Yama's Memorandum

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