国立大授業料を私大と同レベルにする?

May 21, 2008 – 12:10 pm

今日の朝刊を見ると、19日の財政制度等審議会で、「『国立大の授業料を私大並みに上げるなどすれば五千二百億円が浮く』と、(教育)予算増とは逆に一段の効率化が可能との試算を公表」との記事を見つけた。我が子、今年、高校に入学したところで、そろそろ大学入学の費用を考えておかねばと思っていた矢先で、私にとっては、結構、重要な話だ。カネ勘定だけで、教育を考えられたらたまらない。

大学の授業料、今、いくらになっているのか?国立大学の授業料は、平成16年3月31日付の「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」 で定められているようだ。これによると、授業料、入学料および検定料の「標準額」が、夫々535,800円、282,000円、そして17,000円ということになっている(平成19年3月31日に、授業料については、平成16年の520,800円が、15,000円値上げされている)。

大学の授業料の推移はどうなっているか?少し古い資料になるが、2001年11月の中央教育審議会大学分科会法科大学院部会(第6回)の配布資料に「国立・公立・私立大学の授業料及び入学料の推移」というのがある。これには、昭和50年から平成14年までの授業料などの推移が示されている。これを見ると、昭和50年の国立大学授業料、入学料は、夫々36,000円、50,000円だった。30年で、授業料は約15倍、入学料は5.6倍に跳ね上がっている。一方、私大を見ると、昭和50年で、182,677円、95,584円だった授業料、入学料が、平成14年で799,973円、286,528円に上がっている。夫々、約4.5倍、3.0倍の値上げだ。うかつにも、大学の授業料が、こんなに上昇していることは知らなかった。大変なことだ。

私が大学に入学したのは40年前だ。私自身は、私立大学に入学したので、国立大学の授業料が、随分、格安で、少しうらめしくも思っていた。しかし、今や、ほとんど差がないではないか?これでは、経済的に相当余裕が無い限り、国立大といえども、子供を大学に進学させることは難しいのではないのか?「教育の機会均等」なんて話はどこにいったのだろう。

そしてさらに、国立大の授業料を私大並みに引き上げるとの話がでているというのだ。ということは、現行の535,800円が800,000円以上になるということだ。一挙に、50%の値上げだ。一体、どういうことだ。私が大学時代に、授業料値上げなんて話がでると、「教育の機会均等」を守れと、大学の自治会などが大騒ぎをしていた。一体、今の学生、何を考えているのだろうか?と思ってしまう。

日本の教育を再建しなければ、という話を聞く。しかし、負担は、全て、学生と親にということか?いつもの受益者負担などという話ではすまないのではないかと思う。子供たちへの教育は、次の日本への最も重要な投資のひとつではないか。ともあれ、奨学金の制度などをじっくり調べないと、我が子に、それなりの教育もしてやれない。考えなければならない。

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