素人的経済観測: 33年ぶり高値圏で推移する日本経済 楽観してもいいの?

June 17, 2023 – 5:49 pm

日本株の上昇が続く。16日の日経平均の終値が33,706円。バブル崩壊後の高値となった。「週間ベースで10週連続高で連騰記録を歴代4位に伸ばした(日経朝刊17日版)」という。

日経電子版(6/17配信)に「日本株、長期投資の値打ち 利益と還元で米株より改善」という解説記事がでていた。

この記事、やたらに楽観的な見通しで、素人の私でも、投資してもいいのかななんて思わせてしまう。

記事のリード文は以下:

日本株がバブル崩壊後約33年ぶりの高値圏で推移している。急ピッチで上昇しているため「相場が下がる前にそろそろ売却すべきか」と悩む個人投資家も少なくない。ただ知っておきたいのは、過去10年あまりで日本企業のファンダメンタルズ(基礎的条件)が大幅に改善し、長期保有に値する資産になっていることだ。

この解説記事のなかには、ここ10年来の日本株上昇率、そして1株利益からみた日本株価の適正水準をを示したふたつの図が示されている。以下に転載しておいた(無断転載であることに注意):

この二つの図を見ると、最近の日本株の上昇は日本経済のパフォーマンスからみて当然と思ってしまう。

言いたい放題の評論家、池田信夫(@ikdeanob)が、

金融資産の半分以上はゼロ金利の銀行預金なので、ここ数年のインフレで1割ぐらい目減りした。インフレ時代に預金するのはバカ。

とtweetしていた。

仰る通り、その通りと思ってしまう。銀行に預けている僅かばかりの老後の資金が目減りしてゆくのを知りながら、じっとしているというのば確かに「バカ」だ。

そろそろ投資ということを考えてもいい時期にきたのかもしれない。

臆病の私は、逡巡。やれやれ。
  


Post a Comment