厚労省の資料 – 社会保障の給付と負担について を読んでみた

November 11, 2023 – 11:21 am

国の社会保障には本当にお世話になっている。

老齢年金に加え、今年は後期高齢者になったことで医療費の窓口負担が1割になった。遠くない未来には、介護保険のお世話になるかもしれない。

社会保障抜きでは考えられない生活を送らせていただいているのだが、この社会保障の給付と負担の現状についてよくわかる資料が厚労省のHPにあったので、メモしておいた。

資料は、厚労省の政策を説明するページのひとつで、給付と負担-社会保障の給付と負担(マクロベース)というもの。

2023年度予算ベースの現状が以下のように示されている:

この図を見ると、我々が受けている社会保障を支える最も大きな負担は被保険者と被保険者の務める事業者が拠出する社会保険料で、負担全体の約6割になっており、残りを国と地方(税金)が賄っている。

社会保険の仕組みは我々が生活するうえでなくてはならないもの、この仕組みはなんとしても維持しなくてはならないものではあるが、保険料の割合をこれ以上増やすというのは現実的ではない。

平成26年度以降、消費税の税収は社会保障4経費(年金、介護、医療、子ども、子育て支援)にあてることとされている(財務省HPに記載)。

令和5年度予算の消費税税収は、国・地方合わせて30.0兆円(国分:23.4兆円、地方分:5.6兆円)となっていることから、上図の公費の53.2兆円のうち30兆円は消費税によって賄われているようだ。

いろいろ考えさせられる。
 


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