退職金について

May 11, 2025 – 4:33 pm

日経電子版(5/11配信)に退職金の話がでていた。「退職金、勤続30年以上は給付額減 年功序列は終わり自分で補う時代へ」と題する記事だ。

この記事のなかに、2003年から2023年までの5年ごとの退職金の推移が図示されていた。自分の受け取り額と比較しながら、興味深く読んだ。

この図を以下に(無断にて)転載。

私は29年勤務した会社を2006年に退職している。その際、人並みに退職金を支給してもらった。上図では、2003年と2008年の支給額の部分が対応している。この年あたりが、最も多い支給額になっているのを知った。不遜な言い方になるが、いい時に退職したようだ。

私の退職金がいかほどだったかは正確には覚えていなかったので関連する書類(電子化したもの)を眺めてみた。なんと、この図の2003年の勤務実績30~35年の支給額を多少超えるものをいただいていた。中途退職というかたちで職場には迷惑をかけたのだが、人並み以上の金額が支給されているのを思い出し、改めて感謝したところだ。

私の場合、退職した際に、無職となり将来への不安があったことからからいただいた退職金のほとんど全て定期預金(一部は個人国債を購入)にし、不足の事態のに備えることにした。幸い、これまで、この定期預金にはほとんど手を付けないで過ごすことができた。退職してからの20年間はデフレ経済にとなり、不足の事態に備えて預金した退職金を頼りにすることもなく細々ながら暮らすことができている。有難いことだ。

しかし、物価が高騰し、かなりのインフレ基調となってきた。そろそろ預金というかたちではなく、これらを運用するということも考えなくてはならないだろう。今まで幸運だったが、今からはどうなるか分からない。気を引き締めねばというところだ。
 


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