WordPressのSEO対策
February 14, 2008 – 1:08 pm前回、前々回の記事で、ブログツールをWordPressに変更して以来、投稿する記事がGoogle上に反映されにくくなったこと、その対策はないかと試行錯誤で試していることについて書いた。どうやら、そのあたりのテクニック、SEO(Search Engine Optimization)と呼ばれているらしい。要は、検索エンジンと親和性をいかに高めるかということだろう。我がブログ、Movable Typeを用いていたときには、驚くほどの速さでGoogle上に反映されていた。このことから、WordPressとMTとの相違点に、SEO対策として何かヒントがあるのではないか、ということでいろいろ試してみることにした。
SEOという観点からみて、投稿時にブログツールにより行われる手続き上の問題がありそうだ。Movable Typeの場合、記事を投稿すると、ディフォルトでは、その都度スタティックなページが吐き出される。これに対し、WordPressの場合には、ダイナミックなページがそのまま残される。php形式のままになっている。記事を読もうと、特定のページにアクセスすると、その都度、phpプログラムが動作する。Googleの解説をみると、ダイナミックな形式のままでは、検索エンジンというかクローラに負担がかかるようで、SEO的には、良くないようだ。このあたりに、投稿した記事がなかなかGoogle上に反映されなくなった主要な原因があるのかもしれない。
次に、WordPressとMTの相違ということで、まず気が付くことは、Post Titleの形式が変わったことだ。MTの場合、記事を投稿すると、”Post Title-Blog Title”という形式で表示されていた。前回の記事を例とすると、「Ping送信の効率化に向けての試行錯誤-Yama’s Memorandum」と表示されていた。これが、WordPressの場合には、自動的に、「Yama’s Memorandum>>Blog Archive>>Ping送信の効率化にむけての試行錯誤」となる。それぞれの記事のタイトルを後半に持ち込み、不要な「>>BlogArchive>>」を挿入することになる。結果、Post TitleがGoogleの表示では、尻切れ状態になってしまうことが多い。記事自体の内容を表すタイトルがきちんと表示されなくなってしまうのだ。SEOという観点で考えてみると、ブログ記事のタイトルに、長々と不要なものがついているというのは、あまり得策ではないのではないのではないか?簡潔な表現のほうが好まれるに違いない。
SEO的な観点から、WordPressとMovable Typeの相違から思いつくのは以上の2点だ。これら2点の対策をということで、WordPressのpluginに対応するものがないかと調べてみた。まず、スタティックなページを吐き出す仕組みを探してみる。直接対応するものではないが、少しは役に立ちそうなものに、WP-CacheなるPluginがあった。このPlugin、特定の記事、ページにアクセスすると、スタティックなページを作り、Cacheするというものらしい。2回目以降のアクセスでは、このCache上に作られたスタティックなページが読まれるはずだ。クローラからみて、うまく機能するかどうかは定かではないが、ひょっとして、効果があるものかもしれない。ということで、早速、導入してみた。
次に、ページタイトルに対する対策。実に、”All-in-One-SEO”なる、SEO対策そのものを標榜するPluginがあった。このPluginの機能には、ブログ(ホーム)タイトル、概要などを示すmetaレコードを生成、挿入する機能、ページタイトルを書き換える機能などがある。それなりにSEOという意味で、効果がありそうな気がする。早速、導入した。
以上の2つが、ブログの構造を考慮して今回とった対策だ。
さらに、少し、違った面から、SEO対策をすることにした。GoogleのAdSenseへの登録だ。基本的に、我がブログの運用方針として、ブログをわけのわからない宣伝用バナーだらけのページとするのは本意ではない。しかし、AdSenseに登録することによって、Googleのクローラが、Googleの営業的観点から、我がブログに訪問してくれる回数を増やしてくれるのではないかと期待した次第である。ということで、早速、AdSenseに登録。ついでに、Amazonのバナーも我がブログ上に貼り付けた。まあ、検索ページに反映するためのまじない程度にはなるのではないかということだ。
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