3年前のニュース: 九電のやらせメール問題 批判たかまる
October 17, 2014 – 10:56 am3年前の今日(2011年10月17日(月))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:
九州電力玄海原発を巡るやらせメール問題に関して、枝野経済産業大臣は何を言っても信用されるとは思えないとして九電経営陣を批判しました。これは九州電力が佐賀県知事の関与について言及した第三委員会の報告書を盛り込まない最終報告書を経産省に提出したことを踏まえたものです。
この事件、結局、周辺住民の「ご理解」を得てなんて話は単にスケジュール化したセレモニーをこなせばいいのでしょ?ということのよう。第三者委員会についても同様で、第三者委員会が都合の悪い話を書いてくれば、委員会の先生がたにはそこまでお願いしたつもりはありませんけど・・・ ってことのようだ。
その他興味をひかれたニュース:
医療現場の放射性物質の取り扱いは杜撰?
山梨県甲府市の市立甲府病院で放射性物質の過剰投与が行われていた問題で警察は病院などを医師法違反の容疑で家宅捜査しました。これは資格を持たない検査技師が学会の基準を超える放射性物質を子ども84人に注射していたもので、警察では病院の管理に問題がなかったか調べを進めています。
この事件について、”事実確認・原因究明・再発防止策の立案を目的として設置された市立甲府病院のRI検査問題に関する調査委員会”がたちあげられ、その調査・検証結果が「私立甲府病院のRI検査問題に関する調査報告書」(平成26年3月)としてとりまとめられている。この報告書、30ページにもおよび経緯が詳細に記されているのであるが、この委員会、平成25年5月に最初におこなわれ平成26年3月までの8回にわたって開催されている。
この事件が報道されたのが3年前(平成23年11月ということであるから、委員会立ち上げまでに1年半が経過している。なんとも遅い対応ではないか。関係者の言い訳を想像するに「警察による捜査が行われていたもので・・・」なんてものだろうが、それにしても事態の重さが認識されていない。
この調査報告書のななめ読みしてみると、医療現場の放射線管理のずさんさというのが見えてくる。一読を勧めたい。驚くにちがいない。
反格差社会デモ
インターネットサイトの呼びかけでこの週末世界各地で反格差社会デモが行われニューヨークのタイムズスクエアでは数千人のデモ参加者と観光客で身動きのとれないほどの混雑となりニューヨークだけで80人程が逮捕されるという騒ぎになりました。一方、イタリアのローマ中心部ではデモ隊の一部が暴徒化し警察と衝突し70人以上が負傷する事態になっています。
この事件から二つの事実を想いおこさせられる。一つは、「インターネットの呼びかけ」で、本来はつながりを持たない個々人がひとつの問題で集合するという事実。そして二つ目はグローバリゼーションの進行化のなかで、経済格差が拡大してきているという事実。
3年たった今「イスラム国」問題をみるとき、より先鋭なかたちでこうした事態が進展しているように感じる。
タイの大洪水
タイの大規模の洪水による被害は拡大を続けており、中部アユタヤの五か所の工業団地全てが水につかりました。これで洪水の被害を受けた日経企業は自動車メーカーや電子部品機器の製造業など300社を超えていてすぐに水が引いたとしても生産再開は早くとも年明けになるとみられています。
製造業を国外に持っていくということは、単に、為替で有利とか不利とかではないということ。
気象リスク、政情のリスクなどなど。やはり自分の国でモノづくりするのが大切なんて、素朴に思ってしまう。
大王製紙のお坊ちゃん
大王製紙の前会長が子会社から総額80億円を超える借入をして辞任した問題で東京地検特捜部が捜査に着手したのが分かりました。前会長が借り入れたうち55億円が返済されておらず大王製紙では外部の弁護士などでつくる特別委員会を設けて事実関係を調査しており、特捜部は告訴を受け次第捜査にのりだすとみられています。
学歴もすごいお坊ちゃん。お粗末。
それにしても、ギャンブルというのは、人間をここまでにするということだな。
有り余る金をもつというのは結局こういう事態を引き起すということだな。
月並みなコメント。