3年前のニュース: 枝野経産大臣、IEAで日本の原子力政策説明

October 19, 2014 – 10:01 am

3年前の今日(2011年10月19日(水))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

国際エネルギー機関の閣僚理事会がパリで開幕し、枝野経済産業大臣は原発の安全性を世界最高水準まで高めると述べました。また国内のエネルギー政策に関してはゼロベースで見直しを進めると明言、国際的な原子力安全の向上に貢献する姿勢を強調する一方、国内では原発への依存を減らす方針を説明しました。

このニュースを聞くと、枝野大臣の真意がどこにあったのかわからなくなってしまう。
事故をおこした当事者が「安全性を世界最高水準まで高め」ますって言ったって誰も感心しなかったのではないのかな?せいぜい、この期におよんでも、まだまだ原発輸出する気はありますよ、くらいとしか受け取ってもらえない。
これに「国内では原発への依存を減らす方針」なんて話を聞くと、世界最高水準の安全性は高めるけどもう原発には依存せず「ゼロベース」でエネルギー政策を見直しますなんてわけわかんない話してるように思ってしまう。
3年たった今、このニュースに触れてみると、「安全性高めて」原発再稼働。そして「ゼロベース」とは言ってみたものの、核燃サイクル堅持で、従来通りの路線を歩みますって感じ。事故直後から反省してなかったんだな!

その他の原子力問題関連ニュース

福島県二本松市 新米初出荷

福島県二本松市で昨日、収穫後の米が検査をクリアしたことを受け、今年作付けされた新米がはじめて出荷されました。日本松市の米の一部からは収穫前の検査でで放射性セシウムが検出されていましたが収穫後の検査で基準値を下回り例年より半月ほど遅い初出荷となりました。

きちんとしたモニタリング体制を構築して農家のかたがたが困らない施策を願いますってことにつきる話。
今ふりかえると、モニタリング体制自体はきちんとしたって思っていいんじゃないのかな。

東電資金繰りに奔走?

東京電力が日本政策投資銀行に対して5000億円規模のつなぎ融資を要請したことがわかりました。東電は賠償金の支払いのため国に対して7千億円規模の資金援助を要請する方向で調整していますがこれには時間がかかるとみられ政策銀行につなぎ融資を要請したものとみられています。

東電はさっさと整理して、賠償は国がきちんとするっていうのが筋ではないのかな?
情けない話。


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