「船の喫水は毎年1センチずつ下がる」のだそうだ

May 25, 2015 – 5:10 pm

5月23日付朝刊の川村隆 日立製作所相談役の「私の履歴書」にとっても参考になる話がでていた。

とっても興味深い話と思い、メモ。

英国軍艦には次のような話があるそうだ

・・・軍艦は特に手を打たなければ毎年1センチずつ喫水が下がり、速度が遅くなって、使い物にならなくなるという。船体の経年変化や貝殻の付着のせいではなく、原因は人だ。乗組員が自室にこっそり本や服などの私物を持ち込み、それが積もり積もって船が重くなり、水中に沈みこむのだ。

日立という巨艦も同じ。すいすい動いている間はみんな油断して小さなムダや非効率を積み重ねる。そしてふと気がつくと、会社が重くなり、しらがみやその他で身動きがとれなくなっているのだ。

なるほど、と思う。英国軍艦に本当にこういう話があるかどうかはしらないが、この話、かなり役にたつのでは、と思う。

この話から次のようなことを想起

  1. 小さなムダや非効率を積み重ねると、・・・身動きが取れなくなり、重大な事態をまねく(これが、川村隆さんが新聞記事で主張されたかったこと)
  2. 人というのは「箸のあげおろし」を管理することはできないが、ささいなことと見逃していたらとんでもないことになるぞ、という教訓(人を管理することのむずかしさ)
  3. 時間がたつと不要なものが蓄積してしまう。意識して、整理整頓、片づけをきちんとするのはとても大切(最近話題の「近藤真理恵のときめき片づけ」を思いだす)

大きな組織をマネージする話ではないが、自分の生活を振り返ってみると、長年、片づけ・整理整頓をおこたった結果、我が家、ほとんど倉庫状態。こまった状態。軍艦の話に通じるかな・・・。

さあ、捨てるべきものは捨てなくては! 

近藤真理恵の話では、「何を捨てるか」じゃなくて、「何を残すか」ということを重点に考えるべき、とのこと。
「ときめき」を感じないものはおさらば、だそうだ。

さあ、整理、整理。
   


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