東海村には東電の石炭火力発電所もあるのだ!

May 22, 2015 – 6:18 pm

東電_東海発電所
 
全国的にはあまり話題にはならないのだが、私の住む東海村には東京電力の石炭火力発電所が2基稼働している。

上に掲げた写真は、海辺の砂浜から見た発電所の風景である。近所を散策したついでに海辺にでかけてスマホで撮影してきたものだ。写真左に見えるのが排気筒、そして右側の大きな二つの建物が火力発電所の本体(の筈)だ。

この発電所の正式名称は、「東京電力常陸那珂火力発電所」だ。この発電所の所在地は、東京電力の資料(常陸那珂火力発電所の概要)に記載されているが、「茨城県那珂郡東海村照沼768番地23」で、原子力の村として有名な東海村なのだ。

東海第2原発と同等な電気出力
この火力発電所の2基の火力発電所の定格出力は夫々100万kW.で、2基合わせて総出力が200万kWにもなる。

東海村では、東海第二原子力発電所の再稼動問題が議論されているが、この原発の定格電気出力は110万KWであるから、この火力発電所の1基分とほぼ同じ出力しかない。

実に巨大な火力発電所が稼働していることが理解されるだろう。

この火力発電所の一号機の建設当時は、反対運動もあった記憶がある。なんでも「頭の上から大量の水銀が降ってくる」なんて話があったように記憶している。この話が事実かどうかは定かではないが、現在では、ほとんど話題にもなっていない。

変容する東海村: 
既存の火力発電所2基に加え、現在、常陸那珂共同火力発電所1号機(65万kW)の新設が計画されているようだ。それだけなく、今後も、ここに石炭火力発電所が新規増設されるような話も聞く。

「原子力の村」東海村は、巨大な電力供給基地として「変容」してゆく過程にあるようだ。

私は、石炭火力発電所の安全性、環境への負荷、そして経済性などについて素人で、ほとんど知らない。

発電所を眺めながら、このあたり少し勉強してみるか、という気にもなったところだ。


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