リサイクル・トナーカートリッジは「エコ」なのでは!

November 23, 2010 – 5:50 pm

プリンターのトナーカートリッジを取り替えた。実に5年ぶりの交換である。新たに取り付けたトナーカートリッジはリサイクル製品だ。購入価格は、新品の「純正」カートリッジの定価の約5分の1だった。経費削減に加えて、ものを大切に使う、言い換えると「エコ」という意味でも、リサイクル製品の使用は意味があるのではないか。


我が家のレーザープリンターはCanon社製のLAZER SHOT LBP-1310だ。購入してもう6年になる。2,3ヶ月前から、プリントすると、紙の周辺によごれがでるようになり、印字も薄くなってきた。ということで、カートリッジを交換することにした。カートリッジの型番はEP-32だ。

交換は今回で2回目である。1回目はプリンターを購入して数ヶ月後であった。その時点で印刷した枚数はせいぜい1,000枚程度。どう考えても不良品であったと思っている。カートリッジあたり平均5,000枚の印刷ができるという仕様になっている。

不良品ではないかとCanonのサービスセンターに交渉してみたが、トナーカートリッジは消耗品ということで、保証の対象にならなかった。ユーザーとしては、かなり不満に感じたのを憶えている。このときは、ヤマダ電機で購入したリサイクル・トナーカートリッジに交換し正常にプリントできるようになった。それ以来、5年間にもわたり使用しつづけている。おそらく、1万枚以上はプリントしたのではないか。

このときの経験からいって、新品・純正のカートリッジが必ずしもリサイクルの製品にまさるとはいえない、と理解した。そのときのカートリッジの購入価格、確か8,000円程度で、新品に比べてかなり安価でもあった。

購入はアマゾン経由: 前回同様、近所のヤマダ電機で購入しようと問い合わせてみたが、残念ながらリサイクルカートリッジは取り扱わないようになった、という。

それでは、ということでアマゾンに出店している業者さんから購入することにした。リサイクル品を通信販売で購入するというのに多少不安もあったが、新品・純正を購入するとなると,安くても14,000円程度する。実に、リサイクルだと、安いところだと3,000円から購入可能だ。いろいろ考えた結果、4,000円程度のリサイクル製品を購入した。

交換してプリントしてみた。問題ない。前回のように5年も使えるかどうかはわからないが、印刷時の汚れもなくなり綺麗にプリントされている。

リサイクルはかなり「エコ」なのでは?: あまり「エコ」というのは好きな表現ではないが、トナーカートリッジのリサイクル、「エコ」といえるのではないか。むしろ、零細の業者さんではなく、プリンタのメーカー自身がリサイクルに乗り出すべきではないかと思ったりする。

4,5年前に、トナーカートリッジのリサイクルで数年前に裁判が行われたはずだ。そのときは、知的財産権の侵害ということでメーカー側(Canon)の勝訴だったと思う。その後、この事件の進展は、どうなったのかは知らない。

その時点のCanonの主張が正しいかどうかは別にして、ユーザー側から一言いうと、プリンターはトナーカートリッジあるいはインクジェット用カートリッジの価格は「極端に」高い。なんとかして欲しいというのは、ユーザーに共通した思いなのではないか、と思う。いやな言い方をすると、プリンターの価格を下げて、トナーカートリッジとかインクで「暴利」をむさぼるという印象すら受ける。

十分使用できるカートリッジを再使用しないといういのは、資源の無駄遣いということにもなる。経団連の会長も勤められた三田寺さんを会長として戴くCanonという我が国を代表する大会社、「エコ運動」に背を向けるはずはないと思うのであるが、いかがだろう。

知的財産権問題があるなら、むしろリサイクルを自社(もしくは認定社)でやられたらいかがだろう。私のつたない経験から言って、新品の純正カートリッジがかならずしもリサイクルカートリッジに比べて良質だとはかぎらない。

使用済みカートリッジの回収: わたしのカートリッジを購入した業者さん、カートリッジの回収を送料負担でやってくれる。早速、いままで使用していたカートリッジを梱包し、手続きをしたところだ。

なにか、本当の「エコ活動!」に参加した気分だ。


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