Archive for the ‘IT(情報処理)’ Category



神里達博著 「ブロックチェーンという世界革命」を読んでみた

Sunday, December 22nd, 2019

ブロックチェーンという技術、話題になって久しい。「インターネット以来の発明」などと紹介されたりしている。

「計算機オタク」を自認する私としては、この技術の実像を知ろうと、いろいろ関連情報をさがしてみるが、どうも釈然としない。正直なところ、何がすごいのかよく分からないのだ。

日経の11月21日付朝刊の解説記事「ブロックチェーンとは」で次のように解説されている。以下、転載:

ネット上の複数のコンピューターで取引の記録を共有し、互いに監視しあうデータ管理技術、過去のデータの書き換えは事実上不可能で、改ざんリスクが低い。「インターネット以来の発明」とされる一方、大量データ管理が難しいなど技術面で課題が残る。

日経の他の記事では、「分散型台帳」などと呼ばれたりもしている。正直、これを読んで、技術のなんたるかをイメージすることは、私には、できなかった。

この技術についてもっと詳しく知りたいと思っていたところにでくわしたのが本書だ。 (続きを読む)



Python でローソク足を描いてみた

Monday, December 9th, 2019

この半年くらい汎用プログラム言語 Pythonを学習している。

最近、やっと、Pythonでプログラムが書けそうな気分がしてきた。その気になれば、かなりのことができそうだ。

Python の学習は、JupyterLab上で行っている。今回、試しに、yahoo financeからトヨタ自動車の株価を取り込み、ローソク足を描画してみた(因みに、株価はドル建て)。
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ハードディスク(HD)の廃棄は容易ではないな!

Saturday, December 7th, 2019

日経(12月6日付夕刊)に「神奈川県、行政情報に大量流出懸念 廃棄機器転売され」というニュースが報じられていた。このニュースのリード文は以下だ:

個人情報を含む神奈川県の大量の行政データが蓄積されたハードディスク(HD)が転売され、外部に流出する恐れのあることが6日分かった。県のサーバーを更新した際、取り外されたHDの廃棄を委託された事業者の社員がデータ消去の不十分な状態で一部を持ち出し、ネットオークションで販売した。データ量は最大54テラバイトに上る可能性があるという。

我が家の個人データが流出されるのも怖いのに地方自治体の行政データが流出の恐れがあるというのは大事件だ。

実は、使用済みのハードディスクの処理は、そう簡単ではない。 (続きを読む)



新世代スパコン「富岳」のOSは RedHat版Linux

Tuesday, December 3rd, 2019

今朝の日経(12月03日付朝刊)に「次世代スパコン「富岳」、速さより使い勝手」とタイトルされた記事がでていた。

このスパコン「富岳」は少し前に運用を終えた「京」の後継機という位置づけのもの。富士通が出荷を開始したというのがニュースのポイントだ。

興味深いのが、このスパコンのOSが RedHat版のLinuxというところだ。実に、このブログを発信している自宅サーバのOSと同じものを採用している(我が自宅サーバでは、RedHatのクローンであるOpenSourceのCentOS)。
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気になったニュース: GAFAも従業員数の増加で業績伸び率停滞?

Sunday, December 1st, 2019

今朝の日経(12月1日付朝刊)に「米IT4強、従業員100万人超え 経営への発言力増す」とタイトルされた記事がでていた。

この記事によると、GAFAの従業員数が増加し業績の下押しの要因になってきているという。これを読んで、ひょっとしたら、IT企業の姿の変化の兆しなのではとの印象を持った。どうなんだろう?

新聞記事のリード文は以下(転載):

アップルやグーグルなど米IT(情報技術)4強の従業員数が9月末に世界で100万人を突破した。事業領域の拡大や情報セキュリティー対策の強化などに伴い、過去5年で3.5倍に増えた。同期間の売上高の伸び率(2.3倍)を上回る組織の急拡大は人件費比率の上昇となって業績を下押しし従業員の発言力が経営に影響を及ぼす。

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