Archive for the ‘科学・技術・原子力問題’ Category
今回の大地震、その規模のすごさに加えて、福島原子力発電所に事故が発生したことが、今までにない災害となったといえる。地震、津波という自然災害だけでなく、人工物による苦難が、災害の質を大きく変えている。原子力関連の組織で働いていたものとしては、まさに驚愕の事態だ。
地震発生から3週間も経過した今日、未だ、問題解決の見通しもはっきりしない状態が続いている。
この原子力事故について、詳しい情報も持たない状態で憶測だけでブログ記事を書くことは、正しくないことと思う。しかし、この原発事故の発生を知った際の「個人的に考えた」ことを書き留めておくことは、記録として、それなりの意味を持つと考えた。 (続きを読む)
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Friday, October 29th, 2010
我が娘、来春に大学入試を控えた受験生である。入試前にインフルエンザにでもなったら大変だ。ということで予防接種をどうしようかと考えている。そこで思い出したのが、昨年の新型インフルエンザ騒ぎ。我がブログにもインフルエンザ関連のエントリーが数件ある。これを読み直してみると、去年は、毎日、インフルエンザの「恐怖」におびえていたのを思い出した。
今になって考えると、あの騒ぎ一体なんだったんだろう? なんらかの教訓をわれわれは得ることができたのかな?なんて考えてしまう。ふりかえってみた。 (続きを読む)
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Tuesday, October 19th, 2010
近所の公立図書館で一昨年のノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんの本を見つけた。受賞後1年たって刊行されたもので、ノーベル賞受賞時の講演、その前後に行われた各種の講演、雑誌などへの寄稿文がまとめられたものである。なかなか興味深い内容だった。私が興味深いと感じた部分をメモしておいた。 (続きを読む)
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Tuesday, September 28th, 2010
科学研究の分野で、パラダイムとかパラダイムシフトという言葉をよく耳にする。この意味するところ、ぼんやりと分かったような気分でいたが、よくよく考えてみると正確なところは分かっていない。いまさらとは思うが、このパラダイムなる概念を自分なりに明確にしておきたいと思った。このパラダイムなる用語の出所は、トーマス・クーンの「科学革命の構造」のようだ。読んでみることにした。
読んでみて、なるほど、こういうことが主張されていたのか、とあらためて思ったところだ。クーンの主張が、我が国の科学論などに対し、大きな影響を与えたのも理解できた。かなり強力だ。読むだけの価値はあったと思う。しかし、私の「科学観」といったもの(そういものがあるかどうかは何ともいえないが・・)からすると、本書の主張、私にとっては、なかなか受け入れることができないな、というのが偽らざるところだ。 (続きを読む)
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Saturday, August 28th, 2010
8月24日付けで表記の会長談話がだされた。読んでみた。最初に受けた印象は、日本学術会議が「ホメオパシー」などという荒唐無稽の治療法について言及するというのはいかがなものか、と思っていた。しかし、よくよく考えると、どうも相当に深刻な話のようだ。
新聞報道によれば、長妻厚生労働大臣は、この会長談話を受けて「厚労省で研究していく」と述べたという。どうも、このあたりに会長談話をださざるを得ないと判断された背景があったのではないか、と疑ったりした。危惧でおわればいいのであるが・・・。 (続きを読む)
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