気になったニュース : リクナビ 学生の内定辞退予測をリーク
August 2, 2019 – 9:58 am今朝の「森本毅郎 スタンバイ!」(TBSラジオ)のニュースズームアップで就活情報サイト「リクナビ」が就活生の「個人情報」を分析した結果を学生に無断で販売していたことを報じていた。
このニュースのリード文は以下:
就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが就職活動中の学生が内定を辞退する確率をAIで予測し、学生に十分説明しないまま38の企業に販売していたことが分かりました。
このデータを使えば企業は採用活動の際に辞退しそうな学生を事前に落とすことも可能ですが、リクナビ側は販売先の企業とは採用の合否には使用しないということで合意していたと説明しています。
このニュースには驚いた。
就活をする学生に、就職情報を提供するみかえりに、学生の性向を分析し、分析結果を企業に販売したいてという。しかも、販売にあたっては、学生には無断だったというのであきれてしまう。
私の娘も、就活時には、この「リクナビ」を使っていたように思う。このサイト、いまや就職学生にとっては必須のアプリというはずだ。こうしたところが、学生の収集する情報を分析すれば、学生の動きなんて手にとるように分かるのは想像にかたくない。
「リクナビ」に登録した諸データを用いると、就活に限らず、ユーザー個々人の情報検索の性向を把握することが可能になる。ネットの前では、ユーザーは、簡単に、丸裸にされてしまう。
ネットによる監視社会の実相を見たように思った次第。