高速道路料金が安くなった
February 3, 2007 – 11:34 am昨年の末、久しぶりに、高速道路を利用して東京にでかけた。2年ぶりの東京は、知らないビルが建ったりしており随分変わっていた。世の中の動きに取り残されているとの印象を受けたものだ。東京の変化とともに、もうひとつ大きな変化があった。高速道路の料金が、上り下りとも、いつもの料金より、随分、安くなっていた。
我が家の車は、4年前からETCを活用している。ETCが料金所を通過する際に、「音声通知」する料金が随分安くなっていたのである。その時は、道路公団が民営化され、ある時間内の通行で割引きになるという話を聞いていたので、うまく割引きの時間帯に引っかかって得したなと思う程度で、そんなにも気にしていなかった。近所の奥さんにそんな話をすると、もうかなり前から、かなり割引き料金になっているとのこと、高速道路公団のHP(ドラなび・お出かけ情報)で、割引きの仕組みを調べてみることにした。
高速道路公団のHPに「割引情報」が纏められていた。割引には、以下の3種類が紹介されていた;
- 深夜割引(全国): 深夜時間帯(0~4時)は最大3割引、利用距離には制限なし
- 通勤割引(東京・大阪近郊以外): 朝夕の通勤時間帯(6時~9時もしくは17時~20時)は100km以内の区間を最大5割引
- 早朝夜間割引(東京・大阪近郊): 夜間から早朝までの時間帯(22時~6時)は100km以内の区間を最大5割引
ここで、東京・大阪近郊に対応する道路として、東北道(川口~加須)、常磐道(三郷~矢田部)などがあげられている。また、2.の通勤割引と3.早朝夜間割引の割引適用条件を詳しくみると、
- ETCを使っていること、
- 入口または出口の料金所を通勤割引時間帯に通過すること、
- 1回の走行距離が100km以内であることの3点となっている。
実に、この割引きシステム 、我が家が東京に出かけるのに丁度都合よくできているのだ。
まず、適用条件のETCの使用、これは当然クリア。
我が家から東京に出かけるときは、通常、常磐道那珂ICに乗り三郷ICで降りる、そこから首都高に入り、都内のICで降りる。帰りは、この逆である。
まず、走行距離。那珂ICから三郷ICの走行距離は、93.8km、適用条件③の1回の走行距離が、丁度、100km以内に該当する。もうひとつの通過時間に関する適用条件、これは行き帰りの時間に注意すれば、クリアできる。
東京に日帰りででかけるとすると、行きの時間帯は、朝6時から9時の間に那珂ICか三郷ICのいずれかを通過すれば適用条件をクリア。このためには、朝9時前に通過、自宅を8時前に出るという条件を満たせば十分である。
帰りの時間帯、通勤割引が適用されるためには、午後5時から8時の間にいずれかの料金所を通過することが必要である。このためには、夕方7時まえには都内を出発しなければならない。結構厳しい。しかしである。もうひとつの早朝夜間割引をみると、午後22時以降にいずれかの料金所を通過すれば、料金の割引きを受けることができる。三郷ICから那珂ICまでは、ほぼ1時間の走行時間である。ということは、三郷ICを9時過ぎに通過すると、那珂ICは22時以降に通過することになる。ということは、夕方、三郷ICの通過をを午後8時から9時までを除く時間帯について全て割引サービスを適用されることになる。
一方、首都高の料金である。これにも、料金の割引きがある。この割引制度は、首都高のHPのなかの「通行料金のご案内」に詳しく示されている。これによると、平日(土曜日を含む)では、22時~6時の夜間で割引率20%(560円)、11:00~15:00と18:00~22:00のオフピーク時間帯で割引率10%(630円)の料金となる。さらに、日曜祝祭日は、終日20%の割引きが適用される。
我が家から東京までの交通費、割引料金を活用すると、東京までの交通費はかなり割安になる。観劇などに家族で東京に出かけるのも、そんな贅沢な感じも無い。我が家の活動範囲が拡大したような気分である。