我が家への「無言電話」、やはりVoIPの問題だったんだ!

May 15, 2009 – 12:30 pm

我が家、VoIP(050IP電話)を利用している。ほぼ一ヶ月前、発信側番号不明の無言電話が、ほぼ30分の頻度で架かってきた。NTTの障害サービスに相談してみたが原因はわからずじまい。今朝になって、OCNから、「050IP電話対応機器の重要なセキュリティ機能向上に関するお願い」なるメールが届いた。どうやら、我が家に架かっていた無言電話、VoIPにかかわる「不具合」が原因だったようだ。ひとまず、安心していいのかな?

OCNからのメール: 今日、我が家に届いたOCNからのメールは以下の通り:

件名:
「OCNドットフォン」ご利用のお客様へ 050IP電話対応機器の重要なセキュリティ機能向上に関するお願い
本文:
OCNならびに他事業者のIP電話サービスにおきまして、一部のお客様に断続的に無言電話が着信するといった事象が不定期に発生しております。
これはインターネット網から直接お客様の050IP電話対応機器への接続を図るアクセスがあったことが原因であり、お客様がご利用の050IP電話対応機器の最新ファームウェアへのバージョンアップにより解決することが可能です。
(ご参考)
「050IP電話対応機器の重要なセキュリティ機能向上に関するお知らせ」
  http://www.ocn.ne.jp/voip/announce/080912.html
 ・・・・・・

我が家に届いた奇妙な無言電話:ほぼ1ヶ月前だったと思う。30分~1時間の間隔で無言電話を着信したことがある。我が家、NTTのナンバーディスプレィサービスに加入しているのだが、不思議なことに、この無言電話を着信した時には相手側の番号が表示されなかった。電話着信の事実が表示されるだけという奇妙な現象だった。

我が家で使っている電話機のメーカーNECに相談してみた。相談窓口のお姉さんが親切に、技術部門に問い合わせをしてくれた結果、こうした症状は、「着信した信号にあるべき相手側の番号情報が欠けている」場合に起きることがある。言い換えると、番号情報が欠けている場合には、「チャクシン」(確か、こういう表示だったと記憶、間違っているかもしれない)なる表示をする仕様になっているとの話だった。

着信している信号の不備ということになれば、信号を送る側、NTT東日本あるいはOCNのどちらかに問い合わせをする必要がある。相談したNECのお姉さんも、「電話会社に問い合わせをしないとわからない」という。それはそうだということで、NTT東日本の障害時相談窓口に電話をしてみた。

NTT東日本への相談: 早速、NTT東日本の障害担当部門に電話をかけた。電話帖でみつけた障害担当部門に電話してみると、私の住む地域管内の電話工事を専門に扱っているセクションの担当者が対応してくれた。

我が家の「無言電話」騒ぎを説明してみたが、何回か我が家に電話を架けるなど回線を調べるなどしたのち、「障害はない。通信は正常」との回答。

「我が家が経験しているような症状は、全国レベルで、報告されていませんか?」と尋ねてみるが、「障害情報を検索してみたが、そういう例は見当たりません」となんとも頼りない返答。地域の障害担当セクションではなく、NTT東日本の本社の技術部門に相談したいのだが、ともちかけてみても、どういうわけか躊躇して、きちんと対応してくれない。

あれこれ、やりとりをしていると、最初に対応してくれた担当者の上司らしいひとがでてきた。しかし、「逃げの一手」と思われる曖昧な返答で終始。その場を凌げばという感じがありありとの印象。「こうした障害時には、NTTはどのように対応してくれるのですか?」との問いには、「これは障害ではありません」との返答。結論は、「しばらく様子をみてください。まだ、この症状が続くようだったら、ご連絡をください」。

幸い、我が家にかかっていた「無言電話」、夜8時ごろでおさまり、その後、二度ほどかかってきただけで、そのままになっていた。

忘れたころにきたのが、冒頭に書いたOCNからのメールだ。「セキュリティ上、ファームウェアの更新が必要です」との案内。やはり、こうした障害、いろんなところにきていたんだ、と再確認。早速、我が家のVoIPアダプタのファームウェアを更新。これで、我が家に架かってきた奇妙な「無言電話」、架かることがないことを願うばかりだ。

よかった、よかった、というところかな?それにしても、大NTT東日本、おおげさな表現になるのかもしれないが、「危機管理」ということについて、どのようにお考えなのか?少し考えさせられた事件であった。


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