羽田JAL機炎上 – 乗客乗員全員が機体から脱出
January 3, 2024 – 1:28 pm昨日(2日)午後、NHKを見ていると羽田で何かが炎上している画面が映された。しばらくすると画面はJAL機がエンジン部分から炎を出しているのを捉え、続いて飛行機の窓から炎が噴き出し始めているのが確認された。
炎に包まれたJAL機に乗客が乗っているとは信じたくなかったが、これが札幌(新千歳)発羽田行きのJAL516便で400人もの乗客・乗員が乗っていると知らされたときには絶望的な気分になった。飛行機が炎に包まれているなか乗客が無事なわけないと思った。能登半島を震源とする大地震に引き続いく大変な災害。2024年をこのような形で迎えることになるとは思いもよらなかった。
間もなくTV画面上には焼け落ちるJAL機の映像が映りだされた。上掲の写真は、私がTV画面上に見たその状態(写真は日経記事から転載)。
しばらくすると、乗客・乗員が全員無事脱出したとの報。まさに「奇跡」の救出劇。日本航空の乗員の日頃の訓練に裏付けられた乗客の避難誘導には感謝の言葉しかない。
主翼部分が最初に燃えていることから、(あまり詳しくはないが)おそらく中央部分からの避難出口は使えないはずだ。利用可能な避難出口が制限されたなかで、400人もの乗客・乗員が短時間に脱出できたというのは信じられない。本当に奇跡だ。
この脱出劇、航空運輸の世界では、今後、模範的な教材として扱われると想像する。
日本のマスコミ報道では、このあたりが十分に評価されたものになっていないような気がする。この事故を報じているCNNのタイトルのうちのひとつは次のようなもの:
Aviation industry experts say it appears to have been fast reactions of crew that saved hundreds onboard Japan Airlines plane
乗員の適格な対応が乗客全員の命を救った。
大変な新年を迎えた我が国、まだまだ捨てたものではない。