動的IPアドレスを固定(静的)IPアドレス のように扱う(推奨されない)

August 21, 2025 – 5:56 pm

ほぼ、1年前、我が家で契約しているISP(Asahi-Net)と契約していた固定IPアドレスを解約した。

解約に伴い、yamasnet.com のDNS:zone-fileのA-recordを削除。IPV4の世界からyamasnet.comを消し去るという「暴挙」にでた。年金生活者の悲哀、固定IPアドレスの使用料金が月1,980円と負担が大きいというだけの理由で、このようなことにしてしまっていた。

しばらく考えたところ、動的IPアドレスといっても、頻繁に変動しなけれ固定IPアドレスLIKEな取り扱いができるのではないか、ということで多少乱暴な方法であるが、動的IPアドレスが変化する度にDNSのAレコードに登録することにした。

動的IPアドレスといっても、ゲートウェイであるルータの電源を落とさないと、ほぼ変化しない。そういう事態が発生すると、我がWebサーバへのアクセスがIPv6だけになるので、これをサインとして、DNS上のAレコードを書き直せばほとんど問題ないと考えられる。

メールシステム構築でGeminiに固定IPと動的IPについて解説してもらうと、次のように説明されていた:

IPアドレスには、その出自によって「信頼性」が大きくことなります。
・・・
多くのメールサーバは、メールを受信する際に、送信元のIPアドレスがどのネットワークブロックに属しているかをチェックします。そして、それが一般家庭向けの動的IPアドレスブロックからの接続であると判断した場合、それだけで迷惑メールとみなし、受信を拒否することがよくあります。

「固定IPアドレスという条件」の真意は、
「単にAレコードに登録できるだけでなく、IPアドレスが1.変動せず、2.逆引き設定が可能でかつ3.サーバ用途として信頼されているネットワークに属していること」
となる。

自宅サーバの運用で固定IPアドレスの契約をしないで、動的IPアドレスだけの契約しているかたちでは、全くもってサーバとして推奨されないとされている。

この限界を考慮し、まさに貧者のLinuxサーバ、メールサーバの運営を実現するために実現したのが以下:

まず、1.受信メール専用(スパム対策あり)を構築し、
この上に、
2.Gmailサーバをリレーサーバとして使わせてもらうかたちで、メール送信も可能にする。

といった、「離れ業」で運用することにしたわけ。

前々回のメールサーバの構築の背景は、こうしたところ。
  


Post a Comment