気になったニュース: 23年の気温 予測を超える史上最高の気温

January 25, 2024 – 2:35 pm

日経電子版(1/25 5:00配信)に「謎多い「23年・史上最高の気温」 自然からの警戒信号」とタイトルされた記事があった。

この記事のリード文を以下転載:

世界の年平均気温は2023年、史上最高を記録した。欧州連合(EU)の気象情報機関コペルニクス気候変動サービスや世界気象機関(WMO)が相次ぎ、こうした分析結果を発表した。それも、これまで最高だった16年を大きく上回った。産業革命前と比べた気温上昇は1.5度に迫り、これ以下に抑えるという「パリ協定」の目標達成を危ぶむ声が出ている。

下図は、「産業革命前の1850から1900年の平均気温との差」。日経記事に掲載された図を転載したのだ。世界気象機関(WMO)が日米欧の6機関のデータを集約したものだ。

コペルニクス気候サービスによると、昨年23年の世界の年平均気温は産業革命前の平均気温より1.48度高い14.98度。WMOのまとめでも、14.5度になったという。

記事によると、「この極端な気温上昇が「化石燃料の燃焼による二酸化炭素(CO2)の排出などだけでは説明がつかない」という。このことは、いままで気象モデルによる大規模なシミュレーションで組み込まれていた気温上昇の要因以外のものがあり、我々は予測を超えた気温上昇を受け入れなければならないということになる。

世界的な異常気象が一過性のものか、それとも今後も継続する避けがたい兆候を示すものか気になるところだ。
 


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