認知機能検査/高齢者講習にいってきた
July 7, 2023 – 11:57 am私、今年の10月で75歳の誕生日を迎える。
次回の運転免許更新手続き前に必要な認知機能検査の受検と高齢者講習を受講してきた。
なんとか、認知機能検査は「合格」し、それにひきついで実施された高齢者講習の受講も完了、「終了証」なるものを受け取ることができた。これで、晴れて、免許更新手続きを行うことができる。
認知機能検査:
この検査、(1)手がかり再生と、(2)時間の見当識という二つからなる。
(1)の手がかり再生は、認知機能検査というより記憶力を検査する。4つのイラストからなる図を4枚提示され、それぞれを1分間で記憶、そののち記憶をリセットさせる「介入問題」をおこなったのち、全16種のイラストの内容を書き出させるというもの。
イラストは下図のA~Dの4パターンからなっている。(出典:Webから拾った図)
今回、私の受けた検査では「パターンC」のイラストが使われた。
内容の書き出しは、ヒントなしで16個の項目名を書き出させるもの、ヒント付きで項目を書き出させるものの2種類。
正直、この検査は苦戦。若い時から、この種の記憶力テストは苦手。この記憶力テストが認知機能を測るものになるかどうかは疑問である。しょうがないので、受験する前2日間でYouTubeの模擬テストで何回もトライして準備。なんとか乗り切ることができた。
(2)の時間の見当識というのは、受験している「年月日、曜日、時間(時分)」を時計を見ることなく書くというもの。検査の開始時から経過時間を推定して時間を書き出すというもの。
なんとも、ひとを馬鹿にした検査とは思ったが、年寄というのはこの程度のもののようだ。トホホだ。
高齢者講習:
認知機能検査が合格すると、高齢者講習を受験する。私の受けた自動車学校では、認知機能検査が終了後20分間で採点が行われ、合格したものに対し引き続いて講習がおこなわれた。
講習では、「実車による講習」、「適正検査」、「座学の講習(ビデオ)」の3つがおこなわれた。
「実車による講習」は自動車教習所の運転コースを3周程度運転し、同乗している教官のレビューをうけるもの。日常的にやっている運転操作を交通ルールを確認しながら行うというもの。
適正検査では、視野の広さの検査、そして動態視力の測定というもの。
ビデオでは、年寄は、身体機能、認知機能が衰えているので気をつけなくてはいけないということを再確認させるといったもの。
全体の感想:
なんというか、この講習、ある種の「年寄いじめ」といったもの。年寄の運転技能の劣化を思い知らしめて、免許の返納を促すのが主眼といったものであるという感想。
これから3年に1度の免許更新のたびに、こうした「いじめ」を受けなくてはならないというのには憂鬱になってしまう。