EU議会選挙、右派・極右が伸びた!
June 11, 2024 – 3:47 pm日経朝刊(6/11付)に「欧州、環境・安保に修正圧力 議会で右派・極右勢力伸長 加盟各国の権利を主張」と報じられている。
この記事のリード文を以下、転載:
欧州議会選で極右や右派など欧州連合(EU)に懐疑的な勢力が伸長した。各国で高まるインフレや移民問題への不満をすくい取った。EUが主導してきた環境政策やウクライナ支援の修正を迫られる可能性がある。
この記事に掲載されていた新旧のEU議会の構成は右に掲載した。これを見ると、中道系が過半数を維持しているので、そんなに大きな変化はないように感じるが、フランスの極右・国民連合(RN)が所属する「アイデンティティと民主主義(ID)」が49議席から58議席に大きく伸ばしているのが目立つ。
この結果を受けて、フランスではマクロン大統領がフランス議会の下院を解散し、総選挙に打ってでた。フランス下院では、ルペン率いる国民連合(RN)の躍進を受けて、冒険的な勝負にでたというところだ。大方の予想では、極右政党が政権をとるということはなさそうだが、最近のフランスの政情を考えると政権がひっくり返る可能性も否定できない。
理想を追ったEUも、そろそろ曲がり角に来ているのかもしれない。
今後、何が起きるのか注目したい。