インターネット経由で「どこでも」TBSが聴ける!

August 22, 2010 – 1:57 pm

 今年の3月から「IPサイマルラジオ」でインターネット経由で民放ラジオが聴取できるようになったものの、残念ながら「正規の」放送エリア外では、このサービスは利用できない。このあたり「『IPサイマルラジオ』はどうやってユーザーの地域を把握している?」に書いた。ところが、この「IPサイマルラジオ」でなくても、インターネット経由でTBSが聴取できるのを知った。聴いてみた。
 

放送エリア外でTBSを聴取してみる: この下においたガシェットを通じて、ほぼリアルタイムに、TBS放送が聴ける:

flash playerがインストールされているPCであれば、世界中場所を問わず聴取できるはずだ。

ただ、「公式」にインターネット配信(radiko経由)されているものに比較すると、かなり品質が悪い:

(1)放送時間に若干の遅れ(最大でも1分程度かな?)がある。
(2)多少、AM放送特有のノイズのようなものがのっている。
(3)ストリーミング配信によくみられる音声の途切れがある。

興味のあるかた、試してみたらいかがだろう。

インターネット配信は法的に許されるもの?: 表現は正確かどうかわからないが、上記の配信サイトのたぐいは、「海賊」放送をやっていると言われてもしょうがない。誰かがTBSのAM放送を受信し(無断で?)SHOUTcast経由でストリーミング配信しているといったものだ。

上記のガシェットは、SHOUTcastのサイトから単純にコピーしただけのもの、わがサーバyamasnetが配信しているものではない。念のため。

この種の「海賊」放送を個人的に実現することは、技術的には、そう難しいものではない。法的に許されるかどうかを別にすれば、radikoで受信したラジオ放送を、自前のサーバーから配信すれば良いだけの話だ。ひょっとしたら、radikoと同程度の品質でストリーミング配信することも可能かもしれない。

ただ、「放送法」、「著作権法」などなど、こうしたかたちで、民放の放送を個人的に、ストリーミング配信しようとすると、いろいろな法的な規制があるのだろう。このあたり調べてみる価値はあるのかもしれない。

それにしても、こうなると、放送局の役割は「コンテンツ」製作だけになり、「電波をとばす」旧来の役割はなくなってしまう。どうなんだろう。


  1. One Response to “インターネット経由で「どこでも」TBSが聴ける!”

  2. このshoutcast、かなりの頻度でIDが変わってしまうみたい。やはり、radikoを全国で聴取可能にして欲しい。残念。

    By yama on Nov 11, 2010

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