Search Results (18 pages matched)
Sunday, November 6th, 2011
本書は、福島第一原発事故を私なりに考えてゆくうえで、読んでみたいと思っていた本のひとつだ。
著者、山本義隆は、私の世代から見れば、元東大全共闘委員長ということで知られている。現在は、科学史の研究をしているということのようだ。その著作を、近所の公営図書館で、めくってみたことがある。
本書の感想をひとことでいうなら、山本義隆の科学技術のもたらす未来への悲観主義的な立場にある種の驚きをおぼえる。
本書の論調、私にとっては全面的に受け入れられるという性格のものではないが、「反原子力」「脱原子力」を標榜する立場のひとつの典型として、この書を読むことに意味があると思う。主要な論点と思った部分をメモしておいた。 (続きを読む)
Posted in 科学・技術・原子力問題, 読書・読後感 | No Comments »
私の住む茨城県東海村で、原子力学会主催「福島第一原子力発電所事故と原子力安全に関するシンポジウム」が開催された。原子力の専門家のあいだで、今回の原発事故がどのように議論されているかを知りたくて、参加してきた。
ひとことで感想を述べさせていただくと、原子力の未来をどうするか深刻に考えねばならない大事故を経験したにしては、なんともノンキで脳天気な議論が行われていることに驚きすら感じた。 (続きを読む)
Posted in 科学・技術・原子力問題 | 1 Comment »
福島第一原発の事故では、半径20Km圏内の住民の方々に対して避難指示がでている。そして今日、「福島県葛尾村、浪江町、飯館村、及び川俣町の一部と南相馬市の一部について『計画的避難区域』として、避難対象に加える」(asahi.com記事(4/11) )との方針が示されたようだ。 (続きを読む)
Posted in 科学・技術・原子力問題 | No Comments »
もう1年くらい前から「ガモフ全集」(白揚社)を少しずつ読んでいた。やっと、全12巻を読み終えた。実に40年も昔、私の学生時代に購入し、いつかは読もうと思っていたものをやっと読み終えたというところだ。全巻、読み終えて、自然科学を学ぶことの意味、そして技術文明のありかたについていろいろ考えさせられた。
(続きを読む)
Posted in 読書・読後感 | 1 Comment »
Saturday, December 6th, 2008
昨年公表された日本学術会議の報告に「科学・技術を文化として見る気風を醸成するために」というのがある。読んでみた。実にいい。いわゆる「理科離れ」問題について、実に的確に指摘していると思う。このブログ記事の表題「物理のない化学はなく、物理・化学のない生物・地学はない」は、この報告のなかの一節だ。以前、我がブログで、「高1で理系・文系を選択?」という記事を書いたことがあるが、そこで私の言いたかったこと、このあたりのことだ。
(続きを読む)
Posted in 科学・技術・原子力問題 | 2 Comments »