TMI事故で避難者に支払われた保険金

April 11, 2011 – 6:30 pm

福島第一原発の事故では、半径20Km圏内の住民の方々に対して避難指示がでている。そして今日、「福島県葛尾村、浪江町、飯館村、及び川俣町の一部と南相馬市の一部について『計画的避難区域』として、避難対象に加える」(asahi.com記事(4/11) )との方針が示されたようだ。

避難費用はどうなるのだろう: 避難と一言でいっても、対象区域の皆さんにとっては、避難する間の生活を考えなければならない。大変なことだ。将来への不安など精神的な苦痛はあまりあるほどのものと想像する。そして、避難するにしても大変な費用がかかるにちがいない。一体、避難費用は住民の皆さんに対し、どの程度支払われることになるのだろう。

私の書棚に「学術シンポジウム 米国スリー・マイル・アイランド原子力発電所事故の提起した諸問題 報告書」(原子力安全委員会・日本学術会議編 昭和55年7月 大蔵省印刷局発行)を見つけた。34年前の原子力事故がどのように議論されていたのか、読み直してみた。そのなかに(資料編のなかに)、退避に関連して支払われた保険金の概要が記述されている。

以下がその概要:

(上掲報告書 p.172 より転載)

TMI事故のときと今とでは物価も違うと思われるが、参考になる値と思われる。

福島第一事故の避難に対してはどうなるのだろう。原発事故で退避を迫られた住民の皆さんに不便な避難所生活を強いるわけにはいかない。それ相応の生活費用を補償するのは当然ではないかと思う。TMI事故の場合は、表に示されたデータをみると件数(所帯数と読み替えていいのか?)が3,107件、退避期間は5日間にとどまっており、今回の福島第一の退避の規模がはるかに上まっている。同程度の保険金が支払うことが可能かどうか心配になってしまう。

金額が多寡になったとしても、きちんと補償するのは当然だ。

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