HDDをOS込みで別PCに移設した
June 11, 2009 – 5:04 pmサーバーとして使用していたPCのCPUが破損してしまった。このブログ、故障したPC上で運用していたことから1日半にわたり休止してしまった。復旧させるため、応急処置として、それまで使っていたHDDを別のPC上に移し替えるという「無謀」ともいえる作業をした。無理かなとおもっていたのだが、なんとか動作、ブログも、ご覧のように、再開することができた。このエントリー、HDDを別のPC上に移設する際の経験をメモしたものだ。
サーバー用PCの故障: 4日前、サーバーとして使っていたPCのCPUが破損してしまった。破損の原因は、マザーボードのCPUソケットの留め具用レバーの不具合。この状態を無視してCPUの取り外し/取り付けをしたためCPUのピンの一つが折れてしまった。(よせばいいのに、CPUとクーラーの間のグリースを変える作業を行っていた)。
サーバー用PCのCPUが破損してしまったら、当然のことながら、これを修理するにはCPUを新たに購入することになる。しかし、CPU購入ということになると新たな出費。それに、CPUソケットの不具合があるとなると、また同じ破損トラブルが起きるということも十分考えられる。
このPCに装着されているHDD上には、サーバー立ち上げから1年半のデーターがのっかっている。なんとか、これを生かさねばということで、すでに退役したPC(Pentium3の2世代以上前の代物)上に、これをOSとその他データー込みで(物理的に)移設することにした。最も安易な方法だ。ほめられた話でないことは承知のうえだが・・・。
HDDの取り付け: 幸いなことに、この退役PC上でHDDを認識することができた。ブートが開始され、システムのセットアップが進んで行くではないか。第一関門突破。なんとか応急措置としてサーバーを復旧させることができると思ったが、二、三、予想してなかった事態が発生した。
ネットワークが機能しない: 最初に現れた問題。ネットワークが動作しないのだ。ブート時に「eth0を活性化」が失敗してしまった。数回、リブートをしてみたが症状は改善されない。
ということで、eth0がどうなっているか調べてみると、その設定がdhcpを使う構成になっている。アドレスを直接与えてやらないといけないということで、これまで使っていたIPアドレスを与えてやる。
さらに、もうひとつ、eth0.bakなるファイルが作られていた。eth0を活性化しよとすると、このeth0.bakも同時に起動しているようだった。eth0とeth0.bakが干渉してうまく立ち上がらなかったようだ。そこで、eth0.bakなるファイルを削除し、eth0を起動させる。「見事に」起動。なんとかネットワークが機能した。
システムの時刻がおかしい: ネットワーク機能が回復し、なんとか我がブログを外部ネットワークから閲覧できる状態まで持ち込むことができた。ところが、よく見ると、「時刻」がおかしい。システムログを見ると、実際の時刻より10時間くらい進んだ時刻が表示されている。
これは直さねばということで、dateコマンドで時刻の設定を直すことにした。これで一件落着と思ったのだが、時刻を設定しなおした直後から、ブログの閲覧ができなくなってしまった。Apacheが動作しなくなってしまったようだ。このあたりになると、どうしてこのようなことになるのか、私の理解を超えてしまう。
しようがないので、リブートして、CentOSのGUI上で時刻の設定をやり直すところから再開。時刻設定を開始すると、Time Serverが動作し時刻をアジャスト。ここで、ブログを外部から閲覧すると、問題ない。ブラウザを立ち上げなおしても、問題なく、ブログの閲覧はできるようになった。
メールサーバーなど、Apache以外のモジュールについても、一通り動作を確認。特に問題ないということで、我がサーバー(見事に?)復旧させることができた。
やはり遅い: ブログを閲覧する限りでは、以前のPC上での動作と変化はない。しかし、それなりの規模のデーターベースを動作させると、やはり遅い。これを機会に、新らしいPCを導入しなくてはならないのかと思ってしまう。ただ安くなったとはいえ、新しいPCを購入するということになると予算上の問題が・・・ということになってしまう。どうしたものか・・。
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