気になったニュース: 日本の人口 2053年に1億人割れと推計
April 11, 2017 – 11:44 am今朝(2017年4月11日)のTBSラジオ森本毅朗スタンバイで日本の人口推計について報道されていた:
日本の人口が1億人を割り込むのは、2053年になるとの推計を国立社会保障・人口問題研究所がまとめました。5年前の推計より5年遅くなっていて、最近の出生率の増加人口などで人口減少と高年齢化のスピードが緩やかになっているとしています。また、2065年の日本の人口は、8,808万人になると予測されています。
このニュース、今朝の日経朝刊でも1面トップ記事として報じられている。
人口の推移が議論されるときには、高齢者の占める割合が、必ず、話題になる。日経の記事ではこのあたりを次のように報道している:
65歳以上の高齢者の人口は3387万人から50年後に3381万人とほぼ横ばい。そのため全人口に占める割合は26.6%から38.4%に高まる。人口の5人に2人が高齢者となる。
現在の日本は20歳から64歳までの人たちが2.1人で1人の高齢者を支えており、「騎馬戦型」の社会だ。少子高齢者の進展で、65年には1.2人で高齢者1人を支える「肩車型」になる。
「騎馬戦型」から「肩車型」なんて、うまく言うものだと、その表現に感心してしまう。
労働人口が減少するということで、必ず、外国人労働者受け入れの必要が論じられるが、その副作用も大きいのではないか。むしろ、我が国の労働生産性をいかに高めてゆくかを真剣に議論するほうが大切なのではないかと思ったりする。