ルームエアコン設置工事進行中
November 28, 2018 – 4:58 pm我が家、只今、ルームエアコン設置のための工事中だ。
これまで、我が家の冷暖房は全館空調システム(東芝製NextAir)に依っていたが、今回、部屋毎別々にルームエアコンを設置することにした。「全館」から「個別」システムへの変更といったところだ。
これまでも、全館空調システムを補うかたちで、一階の居間はルームエアコンと灯油ストーブも併用していたのが、2階の3部屋にもルームエアコンを設置することにした。これで、我が家の冷暖房は、全て、ルームエアコンに依るということになる。
全館空調から部屋個別空調にするのは何故?:
結論からいうと、「全館空調」システムというのは、一般家屋に導入するのが無理ということを実感し、ここらでメンテナンスの簡単な通常のエアコンに交換するのが得策と考えたからだ。
我が家、この10月で、築20年ということになった。新築時に導入した全館空調システムも20年が経ち、設計寿命から考えてシステムの更新、見直しを考えねばならない時期になった。
システムの更新、見直しをしようにも、こうした全館空調システムは家屋と一体となっているので、おおがかりなリフォームの機会でもないと、とても無理と言わざるをえない。
これまで、2度にわたる室内ユニットのファンモータの入れ替え、室内ユニットの断熱部の入れ替え、そして熱交換ユニットの修理など、故障に対応してきたが、個別の修理自体もかなりの費用がかかり、個人で、こうしたシステムを維持しようというのは無理というのが、この20年間使っての正直な感想だ。
この20年間で、エアコンの性能、特に省エネ性能は飛躍的に向上したと言われる。残念ながら、こうしたエアコンの技術的な性能の向上を取り込もうにも「全館空調システム」では取り込むこともできない。効率の悪いシステムを使い続けなくてはならない。
残念ながら、20年前に我が家を新築するときの、私の見通しの甘さがあったということだ。
エアコンの設置工事もかなり大変:
エアコン自体の価格は、随分安くなってきた。10~20万円でそれなりの性能のエアコンを購入することはできるようになった。
ところが、だ。設置費用、特にエアコン専用の電源工事(ケーブルの配線、コンセントの取付)の費用がかなりの額になってしまう。それに、取り付ける場所が2階以上になると、冷媒管などの購入と取り付けの費用がかなりの額になる。年金生活者のわが身、何をするにも、「財布の底」を確認しながらの決断、大変だ。
最近、エアコンの電源は分電盤から独立したラインを引く専用のコンセントを必要とするようになったという。家電量販店のエアコンの売り場にゆくと、「電源工事が必要です」とのステッカーが貼ってある。以前は、一般のコンセントを利用することが可能だったように思うが、どうも、東日本大地震以来、こういう規則になったようだ。
近所の家電量販店で電源工事の費用を問い合わせてみると、分電盤と同じ階の場合、エアコン一台あたり15,000円、分電盤が一階でエアコンの設置場所が2階の場合には25,000円になるという。電源コードの配線は、屋内にむき出し状態の工事になり、工事によっては追加料金が必要になるという。これらの料金は、工事をしてくれる業者さんに現金で渡すことになっているという。
部屋のなかをむき出しの電源ケーブルが這うという景色はいただけない。ケーブルを壁のなかに通す、それなりの工事をしよとハウスメーカ、リフォーム業者、等々いろいろ相談してみた。
私の家は、旭化成のへーべリアンホームというもの。旭化成のfリフォーム担当部署に相談してみると、一階の分電盤から二階の各部屋に配線し、コンセントを設置すると電源工事だけで20万円を超える費用がかかる可能性があると言う。挙句の果てに、設計図を手元において、現場の状況をみないと正確な見積もりはできない、との回答。呆れてしまった。
なんとか、工事をしなければならないということで、我が家にLPガスを入れているニチガスの担当者に電気屋さんを紹介してもらったところ、家電量販店より安い価格で、希望の工事をしてくれることになった。
工事の依頼のついでに、エアコン本体もニチガス経由で購入することにした。只今、この電源工事を含む設置工事が進行中ということだ。
今後の課題:
今回のエアコン設置工事が終わっても、まだまだ考えなくてはならないことが残っている。我が家に組みこまれている「全館空調システム」をどのようにするのか。これは、かなりの難題だ。
当面は、「全館空調システム」はそのままにしておくつもりだ。
このシステム、冷暖房の機能だけではなく、換気システムとしての重要な役割も担っている。天井上のダクトは20年経っても健全なはずだ。ただ、換気システムが正常に機能するためには、この役割をになうファンモータとか、熱交換器などをどうするかを検討しなくてはならない。
ただ、換気システムとしての役割に問題が起きる前に、ダクトと吸排気システムの取り替えを考えなくてはならいない。
多少、挑戦的な話にはなるのだが、換気システムを自ら工事する可能性について考えてみようかなんて思っているところだ。電気技術者の資格試験などにもトライし、我が家のメンテナンス作業に本格的に取り組むのも悪くはないような気がする。