抗がん剤の長期使用が心臓病を誘発?!

December 5, 2019 – 12:10 pm

がんの治療方法には、「手術療法」「化学療法」「放射線療法」の3種類がある。実際の治療では、この3種類の治療方法の組み合わせになる。近年、抗がん剤を投与する「化学療法」の比重が大きくなってきた。

今朝の日経(12月5日付朝刊)に気になる記事がでていた。「抗がん剤で心臓病? 長期使用の影響、学会が問題視 社会復帰が急増、新たな課題に」という記事だ。

私自身、15年前に悪性リンパ腫を患い、約7カ月間の入院治療のなかで抗がん剤投与を中心とする治療を受けたことがある。治療から15年経過しているが、今でも半年に一度の経過観察中の身である。「抗がん剤の長期使用が心臓病など循環器系の病気を誘発する」とする記事、かなり気になる。

抗がん剤治療を受けた患者の死亡者数のうち、がんによる死亡数を心臓や血管の病気によるものが上回ることもあるという。このあたり新聞記事では次のように指摘している:

抗がん剤による治療効果が比較的高い乳がんの場合、治療開始後1年以内に死亡する患者の3割が、がん以外の抗がん剤の影響とみられる心臓や血管の病気だ。診断から10年後には心臓や血管の病気で亡くなる人の数ががんによる死亡者数を上回る。循環器治療が専門の東京大学の小室一成教授は「抗がん剤が心臓や血管を傷つけ、その影響が重篤化している可能性がある」と話す。

折角、抗がん剤で一命を取り留め延命することができても、抗がん剤に誘発される循環器系の病気で命を縮めることになってしまうというのは残念なことだ。

せっかく延命したからには、治療後の体の変化に気をつけ健康維持に努めることが大切だと思うところだ。


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