白内障手術をやることになった

October 7, 2020 – 6:08 pm

7月初めにがん治療のために入院したころから、急速に、視力が落ちた。先月の運転免許証を更新したときには、右目の視力がほとんどなく、あわや免許更新ができないのではということになっていた。

大急ぎで、以前からお世話になっていた眼科クリニックで診察してもらうと、白内障手術が必要とのこと。手術に向け、いろいろな手続き、検査を終了し、来週には「日帰り手術」をすることになった。

これで視力が回復すればいいのだが、視力の落ちた右目は「中心性漿液性脈絡網膜症」という病気を患っており、服薬治療により安定した状態になったばかりのところだ。この網膜症が影響することなく、予定している白内障の手術により、視力が回復してくれればと願っているところだ。

今日の手続きのなかで白内障手術についての説明資料をもらってきたので気づいたところをメモしておいた。

白内障とは?
クリニックからもらった説明では、以下のように説明されている(以下、転載)

 白内障とは、瞳の奥にある水晶体が濁ってしまう病気です。加齢に伴って発生する場合が最も一般的で(加齢性白内障)、早ければ40歳ころから発症し、80歳超えると100%の人が白内障の状態にあるといわれています。加齢いがいでは、アトピー皮膚炎や糖尿病などの全身疾患、ブドウ膜炎などの眼疾患やステロイドなどの薬の影響、外傷などに併発して発症するものもあります。

この記述によると、私の場合、一般的な加齢を原因とする白内障のように思える。ただ、抗がん剤治療中にステロイドの投与をやった場面のもあったので、薬の影響も否定できないのではと考えたりする。ま、加齢が原因だろうとそうでなかろうと、治療は必要。

白内障治療の方法は
さて、治療であるが、直すには手術しかないようだ。以下のように説明されている。

いったん濁ってしまった水晶体は目薬などでは元に戻りません。直すには、混濁した水晶体を取り除いて、人工の眼内レンズに置き換える手術が必要です。

白内障手術には4種類くらいの方法があるという:

  • 水晶体超音波乳化吸引術
  • 水晶体嚢外摘出術
  • 水晶体嚢内摘出術
  • 人工レンズ逢着術・強膜内固定術

最も一般的に行われる手術は、一番目の「水晶体超音波乳化吸引術」と呼ばれるもので、以下のような術式だという。(以下、転載)

白目と黒目の境の部分を2.5~3㎜ほど切開します。創口からペン型の器具を挿入し、水晶体の内容物(水晶体の核と皮質)を細かく砕きながら吸い取ります(乳化吸引)。水晶体の外側を覆う薄い袋(水晶体嚢)を残し、この中に人工レンズを挿入します。
手術時間は10~15分です。

水晶体を砕くのは超音波が使われるようだ。かなり細かな手術ではあるが、10~15分の短時間で終えることができるという。

1泊2日の入院治療が進められたが、私の場合、日帰り治療をお願いした。日帰りにしたのは、コロナ禍の折、入院による感染リスクを負うのは得策ではないこと、外来治療だと高額保険制度で治療費の個人負担が少なくなるなどの理由による。

治療後、手術翌日には、眼帯をはずすことができ、1週間程度たつと日常的な生活を送ることが可能になると聞いている。

歳を重ねると、いろいろ身体的な問題も生じ、病院通いの頻度が多くなる。ま、老化は避けることはできない。故障したところは直しながら凌ぐということだろう。

ともあり、視力だけは回復し、本が苦労しないで読めるようになれればいいと思っているところ。


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