政治の世界って一寸先は闇なんだ –菅総理が総裁選出馬見送る —

September 3, 2021 – 10:43 pm

自民党の総裁選挙がどうなるのか興味深々で見ていたら、突然、菅総理が今月の末に予定されている総裁選挙に出馬しないという話になった。

昨日まで、菅総理の総裁選出馬は当然との話だったので驚いた。こういうことがあるので、政治の世界は一寸先は闇といわれるのだろう。

一年前に「人間の器とは・・・ - 菅は総理の器じゃない?-」を書いた。今回の菅総理の失脚は、ある意味で予想どおりの展開になったのではないかとの印象だ。菅というのは、一国の首相としての資質に欠けていたということなのだろう。

総裁選不出馬の理由について、いろいろ論評されているようだが、結局のところ、菅総理のもとでは衆議院選挙は闘えないと自民党代議士が不安を抱き、菅から離れたという事のようだ。菅の後ろ盾になっていた二階幹事長の傍若無人な振る舞いが国民の怒りを買い、結局、菅・二階ラインでは衆議院選挙を闘えないと自民党の代議士が考えたように思う。

こういう場面になると、自民党に代わる野党の出番ということになるが、10数年前の民主党政権の「悪夢」を考えると、野党に政権を委ねる気にはならない。当時の民主党政権の失敗は、いろいろあるとは思うが、ひとつには官僚を敵にまわしたことのように思う。菅首相の政治手法も自分の意にそぐわない官僚を人事権で恫喝し、官僚を敵にまわしたということがあるように思う。

今日の株価は菅の総裁選不出馬が伝えられると急騰した。この株式市場の動きは、投資家は菅の失脚で新しい首相の誕生とその政策に大きな期待を寄せていることを示したのだろう。私自身、全くの素人ではあるが、今回の菅失脚を契機に新しい風が吹くことを期待する。

次期自民党総裁が誰になるか分からないが、二階幹事長のような破廉恥な年寄りに代わり、若くてまともな人になってほしい。

以上、政治の世界には全くの素人の独り言。


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