首相退陣とオリンピックジンクス
September 4, 2021 – 10:27 am日経電子版(9/4)「菅首相退陣、『コロナ禍での対話不足」海外メディア」に菅首相退陣に対する海外メディアの反応が紹介されていた。
この中で興味深かったのはこの記事の最後の部分。日本では、オリンピック開催後、首相が退陣するというジンクスがあるというところ。
記事の関連部を以下転載:
シンガポールのストレーツ・タイムズ紙は8月、日本の首相を巡る「オリンピックジンクス」を伝えた。これまで日本が五輪開催後1年以内に首相が辞任したと指摘。1964年の東京五輪後に池田勇人氏、72年の札幌冬季五輪の後には佐藤栄作氏が辞任。98年の長野冬季五輪の後には橋本龍太郎氏が辞任している。今回の退陣で菅氏もジンクスを覆せなかったことになる。
なるほど、そういわれてみればそうだなと感心してしまう。
オリンピックを開催するというのは、開催国に対しそれなりの負荷を与えるものかもしれない。無理をしてオリンピックのような大イベントを開くと、ひずみが生じ、国民の不満を生むことになる。
今回の菅首相の退陣に、国民の反対を押し切ってコロナ禍のなかで開催したオリンピックが影響しているのは確かだ。それに、IOC から菅首相に栄誉賞が贈られたという話を聞くと、国民を犠牲にしてオリンピックを開催し、一国の首相が、IOCごときに頭をなでられるというのはなんと情けないことだと思ってしまう。
菅首相は、この報いを受けたような気がする。全くの偏見かな?