コメ価格の高騰にはカリフォルニア米を輸入すれば解決
May 16, 2025 – 12:11 pm昨年秋からのコメの価格高騰には驚いてしまう。5Kgで2000円を切っていたのに最近の全国のスーパーでの販売は4,214円だったという。備蓄米の放出に効果があると期待されたが見事に裏切られた。
こういう事態に陥った今、これを救う方法はコメを低関税で輸入すればよい。イオンは、カリフォルニア米を4キロ2,680円で売り出すといっている。5キロに換算すると3,350円になる。いいではないか。
日本のコメに対する関税は、1990年の関税化以降、キログラムあたり341円に設定されている。5キロで実に1,700円が関税である。イオンで売り出すお米は関税を除けば1,650円になる。昨年のコメの価格より安い。
もう40年も前のことになるがフランスに3年間住んでいた。その時、カリフォルニア米を食べていた。おいしくいただいていた。日本のお米に比べてねばりが欠けるとか、味が良くないとかいう方は高額なお米を買えばいい。
30年前にも、コメの不作でコメが買えなくなったときがあった。近所の米屋では、お得意様以外はお米は売りませんなんて話もあった。新参者の私なぞには売っていただけなかった。その時の「恨み」は忘れない。今でも、その米屋の前を通るときには不愉快に感じる。
この時には、タイ米が緊急輸入されたのだが、これはさすがに頂けなかった。外国産のお米を外米とひとくくりにして考えると、カリフォルニア米もそんなものと思うかもしれない。しかし、カリフォルニア米は十分に普通の日本人には受け入れられると思う。
国際感覚がない農協の手助けをするより、カリフォルニア米を安く輸入し、「おいしい」日本米を作ることを推奨すればいいのではないか。